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2008年 11月 12日 ( 1 )

「原油先物60ドル割れ」

 11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物市場では、WTI12月限は一時58.32ドルにまで下落し、期近物として、2007年3月以来となる約1年8か月ぶりの安値を付けた。世界的な景気減速観測により、原油需要が減るとの見方から売りが入った。

 7月11日につけた147.27ドルをピークに、原油価格の上昇もバブル相場であったことは確かか。当時は、1バレル200ドルまで上昇との見方が出ていたが、日経平均が5万円まで上昇との観測の強まった1989年末の頃の日本の株式市場とも酷似していた。

 原油などを含め夏あたりをピークに、株や商品など半値以下に落ち込んでいるものが多いが、この値動きに少なからず影響を与えていたとみられるヘッジファンドの業績もかなり悪化している。ヘッジファンドは市場への流動性供給というプラスの側面、値動きを荒くしている要因ともなっていたとみられるが、ヘッジファンドだけでなく、新興国や産油国など含めての巨額資金が動いていたことも相場の変動を大きくさせた。米金融危機とそれによる世界的な景気減速により、それら資金による市場への影響がプラスからマイナスの効果となった。

 リーマン・ショックなどを受けて、カウンター・パーティー・リスクも強まり、短期金融市場でも一時機能停止状態となり、このため欧米日の中央銀行などを主体に、積極的な資金供給を実施するとともに、景気への配慮もあり、特に欧米主体に積極的な利下げを実施してきている。これにより、過度に悲観的な見方は後退しつつあるが、しかし先行きの景気への懸念も強く、株式市場も底堅くなりつつあるが、上値も重い状態となっている。さらに、欧米日や中国などを含めて、政府も積極的な財政政策を講じてきているが、それは反面、財政悪化の要因ともなり、債券市場も神経質な動きが続いている。
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by nihonkokusai | 2008-11-12 09:15 | 債券市場 | Comments(0)
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