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2007年 10月 31日 ( 3 )

「4月の展望レポートと10月の展望レポートの違い」


 展望レポートでは、2007年度見通しは、GDPで4月の2.1%から1.8%に、コアCPIは、4月の+0.1%から0.0%に下方修正した。GDPに関しては、4-6月期がマイナスにり、6月の建築基準法改正の要因で住宅着工に影響があったためである。これについて10月の展望レポートには、「住宅投資の振れが、2007年度の成長率を幾分下押しする一方」という表記があった。CPIについては、原材料高などの価格転嫁は企業間取引ほどには進んでいない、との文面も10月には入っている。ただし、より長い目でみると、(CPIの)プラス幅が次第に拡大するとみられる、との文面は4月同様に10月も残っていた。展望レポートでの、他の箇所の4月と10月の違いを見てみると設備投資については、「資本ストック循環の観点からみて、伸び率は昨年度までよりは低いものになると考えられる」、「米国サブプライム住宅ローン問題やこれに端を発する国際金融資本市場の変動がわが国の金融環境に及ぼす影響は限定的、との文が加わった。「CP、社債の発行環境も引き続き良好である」ともしているが、これは8月あたりからサブプライム問題の影響が広まり、それに関してのコメントが加わったものとみられる。そして、「金融環境は極めて緩和的であり、日本経済が物価安定のもとでの持続的成長軌道を辿るのであれば、金利水準は引き上げていく方向にある」との文が10月にあったが、4月では「金利水準の調整」としていたところが「金利水準は引き上げていく方向にある」としているところも微妙に変わっていた。
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by nihonkokusai | 2007-10-31 16:44 | 日銀 | Comments(0)

「物価上昇感覚、主婦層からサラリーマン層にも」


 マヨネーズやティッシュペーパーなどスーパーに並んでいるものの値上げが相次ぎ、主婦層はかなり物価上昇を意識していたとみられるが、サラリーマン層は実感としてそういった感覚は薄かった人も多かったのではなかろうか。しかし、今度はドトールコーヒーが来年4月からのコーヒーの値上げを発表し、さらにキリンビールが来年2月からビール類を値上げすると発表した。朝、通勤途中の一杯のコーヒーや、帰宅後の晩酌のビールが値上がりするとあっては、さすがに物価上昇は他人事とはいえなくなってくるのではなかろうか。

 電力やガスも1月以降の値上げも発表されているが、庶民感覚としてはかなり物価の上昇を意識せざるを得なくなってきつつある。CPIは、遅行指数ともなっていることに加え、ハイテク商品の技術革新が結果として価格下落要因とされるなどの事情などがあるにせよ、ここにきての物価上昇圧力は無視できなくなってきているはずである。

 昨日発表された失業率などから、雇用に目先ややピーク感といったものも見えなくもないが、企業業績などはしっかりしている。設備投資にせよ高い水準は当面維持されよう。個人消費も伸び悩みとなっているが大きく落ち込む気配もない。9月の家計調査などは季節的要因もあるがしっかりしていた。サブプライムの亡霊を追いかけるのも必要かもしれないが、それによって世界経済の先行きに対して過度に悲観的になる必要もないはずである。日銀はしっかり先行きを見定めて、フォワードルッキングの姿勢を維持し、今後の政策金利を決定していくべきである。
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by nihonkokusai | 2007-10-31 13:41 | 景気物価動向 | Comments(0)

「労働力調査」


 総務省は30日に労働力調査を発表した。これによると、9月の完全失業率(季節調整値)は、4.0%となり、8月の3.8%から0.2ポイントの悪化となった。完全失業率が4%台となったのは今年3月以来となる。就業者は6422万人と前年同月に比べ9万人の減少となったが、減少は12か月ぶり。就業者のうち雇用者数は前年同月に比べ13万人の増加で、こちらは31か月連続の増加。完全失業者は269万人と前月比+17万人、前年同月比は-11万人。総務省は「失業率は上がったが、昨年と比べても雇用情勢は改善傾向にある」としている。
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by nihonkokusai | 2007-10-31 13:41 | 景気物価動向 | Comments(0)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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