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2007年 07月 11日 ( 3 )

「夏の個人向け国債販売額は、合計で1兆9676億円に」


 今月17日に発行される夏の個人向け国債の販売額は、10年変動タイプと5年固定タイプの合計で1兆9676億円となった。発行総額では過去3番目の額となる。10年変動タイプの販売額は民間金融機関分2976億円、郵便局取り扱い分が736億円で計3713億円。5年固定タイプは民間金融機関分1兆 4418億円、郵便局取り扱い分が1545億円で計1兆5964億円。

 今回の個人向け国債10年変動タイプ(第19回)の初期利子は1.01%と、10年変動タイプの初期利子としては2006年7月に発行された第15回に次ぐ利子の高さとなっていた。さらに5年固定タイプ(第7回)の利率は、この基準利回りから0.05%差し引かれた1.50%ちょうどとなり、これまで発行された5年固定タイプの中では最も高い利率となったことが好感されたものとみられる。

 これまで発行された個人向け国債の回号別販売額と税引き前の初期利子(固定は利率)は下記の通り

第1回変動10年(2003年3月)3,835億円(うち郵便局499億円)、0.09%
第2回変動10年(2003年4月)3,486億円(うち郵便局746億円)、0.05%
第3回変動10年(2003年7月)2,802億円(うち郵便局588億円)、0.05%
第4回変動10年(2003年10月)9,432億円(うち郵便局1,659億円)、0.77%
第5回変動10年(2004年1月)1兆3,951億円(うち郵便局995億円)、0.62%
第6回変動10年(2004年4月)1兆4,185億円(うち郵便局1,244億円)、0.55%
第7回変動10年(2004年7月)1兆7,726億円(うち郵便局1,990億円)、0.74%
第8回変動10年(2004年10月)1兆8,652億円(うち郵便局2,484億円)、0.74%
第9回変動10年(2005年1月)1兆7,647億円(うち郵便局2,436億円)、0.67%
第10回変動10年(2005年4月)2兆3,374億円(うち郵便局1,990億円)、0.73%
第11回変動10年(2005年7月)1兆6,423億円(うち郵便局2,484億円)、0.45%
第12回変動10年(2005年10月)1兆3,629億円(うち郵便局2,483億円)、0.55%
第13回変動10年(2006年1月)8,001億円(うち郵便局1,488億円)、0.68%
第14回変動10年(2006年4月)8,285億円(うち郵便局1,491億円)、0.85%
第15回変動10年(2006年7月)9,813億円(うち郵便局995億円)、1.10%
第16回変動10年(2006年10月)7,323億円(うち郵便局997億円)、0.92%
第17回変動10年(2007年1月)4,334億円(うち郵便局938億円)、0.84%
第18回変動10年(2007年4月)3,479億円(うち郵便局642億円)、0.87%
第19回変動10年(2007年7月)3,713億円(うち郵便局736億円)、1.01%

第1回固定5年(2006年1月)1兆1,285億円(うち郵便局497億円)、0.80%
第2回固定5年(2006年4月)9,883億円(うち郵便局1,490億円)、1.01%
第3回固定5年(2006年7月)1兆2,430億円(うち郵便局996億円)、1.30%
第4回固定5年(2006年10月)8,584億円(うち郵便局998億円)、1.13%
第5回固定5年(2007年1月)10,730億円(うち郵便局998億円)、1.20%
第6回固定5年(2007年4月)8,326億円(うち郵便局1,311億円)、1.13%
第7回固定5年(2007年7月)1兆5,964億円(うち郵便局1,545億円)、1.50%
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by nihonkokusai | 2007-07-11 16:10 | 国債 | Comments(0)

「夏の光」


 毎朝、つくばエクスプレスに乗りながら、FM放送を聞くのが日課になっている。今朝、J-WAVEの朝の番組「WAKE UP TOKYO」を聞いていて、2度びっくりした。ひとつが、今週の「Power Your Mornig」のゲストが、知り合いのマネックス・ユニバーシティ代表取締役の内藤忍氏であったこと。昨日、一昨日とこの番組をたまたま聞いていなかったため気が付くのが遅れた。金曜日までしっかり聞きますので。ラジオだと少し声のイメージが違ったような。

 そして、この番組でもう一人、聞いたことのある名前が出てきたのである。「POP UP」と言うコーナーで、本の雑誌「ダヴィンチ」編集長の横里隆さんが、今月オススメの1冊をご紹介するもので、聞いたことがあったのはその本の作者名であった。

 本の題名は「夏の光」。二十数年ぶりに会った証券アナリストと新聞記者、そして一人の女性の物語だそうである。横里隆さん絶賛で、いずれ映画にもなるのではないかというほどの感動作だとか。しかし、気になったのは「田村まさゆき」という作者名。しかも、この本を読むと国債などを通じて経済の理解も進むとのコメントもあった。作者は経済担当の新聞記者なのだそうである。ということはもしや、あの日経新聞の田村正之さんなのか。

 早速、ネットで調べてみたところポプラ社から今月出版された「夏の光」の作者は、田村優之氏。しかし、さらにネットで検索してみたところ田村優之というのはペンネームで、本名は田村正之とあった。間違いなく日経新聞の田村正之さんであった。何度か取材を受けたこともありながら、田村さんが小説を書いていたことは知らなかった。しかも「ゆらゆらと浮かんで消えていく王国に」という作品では開高健賞を受賞されていた。

 昨年、確か田村さんに直接取材を受けたと記憶しているが、その際は記事に関連した国債のことであったと思う。しかし、もしかすると小説の取材も兼ねていらしたのか。多少でも、私も関わりを持っていたとしたら、うれしい限り。書店に駆け込んで探すよりも確実と、本日アマゾンで「夏の光」をクリックした。読んでみての感想はのちほどアップさせていただきたい。
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by nihonkokusai | 2007-07-11 13:38 | 国債 | Comments(2)

「サブプライム問題の再燃」


 10日の米国市場ではS&Pがサブプライムローンを担保にした住宅ローン担保証券の格下げの可能性を発表するなどしたことで、サブプライム問題が再燃し、米10年債利回りは前日比-0.12%の5.02%に低下した。ダウも前日比148.27ドルの大幅な下落となり、円も買われドル円は121円台をつけた。今回のサブプライム問題の再燃について、直近のロイターの報道などから整理してみたい。きっかけのひとつとなったのが、スタンダード・アンド・プアーズの発表であった。

 S&Pは、住宅価格が今後8%下落し、住宅ローンの返済不履行が増加するとの予想から、121億ドルに上るサブプライムモーゲージ関連証券の債務格付けを引き下げる可能性を示した。格下げの対象となる可能性のある証券は、サブプライムモーゲージ債権を担保とした612の証券。これはS&Pが前年格付けを行った住宅ローン担保証券は、5653億ドルの2.13%を占める。S&Pは、CDO債務を裏付けているサブプライムモーゲージの損失率を過小評価していたとも指摘している。(ロイター)

 S&Pはまた、同社が格付けを行った米キャッシュフローとハイブリッド型債務担保証券(CDO)の13.5%が、サブプライムモーゲージ債務にエクスポージャーがあることを明らかにしている。S&Pによると、サブプライムモーゲージ融資にエクスポージャーがあるのは、218の米キャッシュフローとハイブリッド型CDO。(ロイター)

 さらに、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスも、住宅ローン担保証券(MBS)399件の格付けを引き下げると発表した。理由は、ローンの延滞率が予想を上回ったためとしている。対象は2006年の発行で、大半が第一順位抵当の変動金利・固定金利のサブプライムモーゲージが担保。 (ロイター)

 ム-ディ-ズは2006年度に貸し出されたサブプライム向け住宅ロ-ン全体の6%~8%相当が最終的に差押えとなるであろうと予想しているようだが、貸し出し総額は2005年度の方が多いとの指摘がある。今後は、2005年物にも差押えとなるケ-スが多く出るであろうと見られているが、ロンドンのヘッジファンド、キャリバー・グローバル・インベストメントもこの2005年物サブプライムで多額の損失を被り、ファンドを閉じる事となったとの報道もあった。

 ヘッジファンドに絡んだ最近の報道では、NY時間3日、米投資顧問会社ユナイテッド・キャピタル・アセット・マネジメント(UCAM)が、傘下のヘッジファンド「ホライゾン」グループの4ファンドについて、運用先のストラクチャード・ファイナンス市場が不安定なことを理由に、顧客からの解約・返金請求の受け付けを一時停止したことを明らかにしている。解約・返金手続きを凍結したのは、ホライゾン・ファンド、ホライゾンABSファンド、ホライゾンABXファンド、ホライゾンABSマスター・ファンドの4ファンド。3月末時点の運用資金は約6億1900万ドル。(ロイター)

 NY時間5日、米ブラドック・フィナンシャルは、ヘッジファンド「ガリーナ・ストリート・ファンド」を解散することを明らかにした。サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)問題を懸念する投資家からの解約が増加し、同ファンドの資産残高は、2006年と比べ4分の1程度減少したという。(ロイター)
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by nihonkokusai | 2007-07-11 10:27 | 景気物価動向 | Comments(0)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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