牛さん熊さんブログ

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2007年 06月 07日 ( 3 )

「債券先物出来高が過去最高を更新」


 本日の債券先物の出来高は、中心限月の移行も控えていた最中の相場が大きく変動したこともあって、過去最高を記録した。6月限、9月限などともに限月間スプレッド取引含めて21兆1110枚となり、20兆円の大台に乗せた。これまでの過去最高は昨年6月8日の17兆4265億円で、それを大きく更新した。ちなみに6月限出来高は前後場で9兆4201億円、イブニングあわせて9兆7962億円と10兆円に迫った。
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by nihonkokusai | 2007-06-07 16:56 | 債券市場 | Comments(0)

「牛さん熊さんの本日の債券」(サンプル)


・・・・・・・・・・引け後

後場
長期先物2007年6限月
寄132円29銭、高132円33銭、安131円95銭、引132円24銭(-23銭)
54932億円
2年257回 1.020%(+0.020%)
5年63回 1.465%(+0.030%)
10年286回 1.860%(+0.025%)
20年94回 2.220%(+0.030%)
30年26回 2.405%(+0.025%)

熊「作者が、なんかうずうずしていたぞ」
牛「債券先物は、見事に売り回転が効いていたようや」
熊「先物は買いよりも売りのスピードの方がピッチが速く、先物日計りで儲けるには売りの方が益が出やすい」
牛「今日の後場の先物は、そういった日計りディーラーも含めて、かなりの参加者がいたようにも」
熊「まず後場の寄り付きは、132円29銭」
牛「その後、じり安となり前場安値の132円24銭を割り込み、132円22銭まで下落した」
熊「12時45分に発表された10年物価連動国債の入札結果、最高落札利回りは1.280%と予想より良い結果」
牛「これを受けてか、ショートカバーも入って132円33銭まで買戻された」
熊「1.860%で後場出合った現物10年286回は、1.855%が買われた」
牛「前場の特に10年債の売りは、物価連動国債の入札に向けてのヘッジ売りもあったのではとみられていたが」
熊「しかし、10年の戻りも限られ、それなりに実弾売りも入っていたものと思われる」
牛「現物は後場に入って、この10年、さらに5年などにまとまった売りが入ったとか」
熊「なんか良く見えてなかったようだが、オプションに絡んでの中期売りといった観測とか、バンクさんの売りとか」
牛「債券先物は132円33銭を後場の高値に、その後売り回転がかなり効いた状態となった」
熊「あれよあれよと言う間に、132円飛び台にまで下落」
牛「いったんこの飛び台でもみ合って、14時にかけて一気に売りが入り約10か月ふせりとなる132円割れ」.
熊「現物も売りが加速、10年286回は5.5毛甘の1.890%と1.9%に接近」
牛「5年63回も、5毛甘の1.485%がヒットされた」
熊「2年257回3毛甘の1.030%、20年94回3.5毛甘の2.225%、30年26回2.5毛甘の2.405%がヒット」
牛「先物は、前日比52銭安の131円95銭まで売られた」
熊「先物の前日比50銭安は、いったん止まるところなんだけど、と作者のつぶやき」
牛「結局、この131円95銭が安値となり、ここまでそこそこ先物はショートも溜まっていたとみられ」
熊「今度は一気に買戻しの動きも入って、132円29銭まで値を戻した」
牛「作者は電卓持ち出して何しているのかと思ったら、先物の出来高を集計していた」
熊「6月限の今日の出来高は、ざら場中にあっさりと9万枚を超えていたそうだ」
牛「確か来週11日が売買最終日、だったような」
熊「結局も債券先物の大引けは、前日比23銭安の132円24銭」
牛「後場だけで6月限出来高は54932枚、前後場で94201枚 イブニングあわせて97962枚」
熊「5月23日の先物出来高が8万枚超えて、下げる兆候かとみられたが」
猫「今日の出来高伴っての下げは、どう見れば良いのかしらね」
熊「米10年債の利回りが、一時5%を突破したそうだ」
猫「ドイツの債券も売られているみたい、とにかく海外市場動向にも注意ね」
牛「しかし、相場らしくなってきたなあ」

・・・・・・・・・・お疲れ様でした。

◇ 「牛熊ボンドレター」配信(有料)のお知らせ
こちらのサンプルのように、平日の朝、昼、夕方に
債券市況を楽しく読んでさっとわかる「牛さん熊さんの本日の債券」をお送りいたします。
お忙しい方の情報ツールとしてもお使いください。
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電話番号03-5212-8760

詳しくはこちらのページもご覧ください。
http://fisco.jp/report/regular/bb-bond.html
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by nihonkokusai | 2007-06-07 16:28 | Comments(0)

「スイスのゼロ金利政策とその解除」


 スイスでは、2001年9月の米国テロ事件以降、地政学的リスクを避けるための資金がスイスなどに集まったことから、スイスフランは上昇し、ITバブル崩壊後の世界的な景気後退の影響も受けたことでなどから、2001から2003年にかけて、ディスインフレ傾向が強まりました。

 こうした中、スイスの中央銀行であるスイス国民銀行(Swiss National Bank)は、アグレッシブに政策金利である3か月LIBORの金利を引き下げ、過去にみられない幅での政策金利の引き下げを行いました。その引き下げは市場参加者にサプライズを与える結果を与えるようなかたちとなり、またこの景気浮揚のための緩和策はある程度継続させることをコミットメントするなど、その緩和効果を高めるような政策が取られました。

 2003年3月には、この政策金利を0.25%とし、ターゲットレンジの下限をゼロと置いて、事実上のゼロ金利政策を導入したのです。これは2004年9月まで続けられました。

 2003年3月といえば、速水日銀総裁の任期満了にともない福井俊彦氏が日銀総裁に就任したタイミングです。福井総裁は就任後、積極的に日銀の当座預金残高目標の引き上げを行ないましたが、スイス国民銀行のアグレッシブな政策変更と日本銀行のこの時期の金融政策との間には何かしら共通点もあるように思われます。

 その後、2004年半ばあたりになると、世界的に景気回復基調となり、これはユーロ圏でも顕著となったことから、スイスでも経済の回復が見られ、ディスインフレ傾向も減衰しつつありました。またスイスフランも他の通貨に対して下落傾向となりました。このため、スイス国民銀行は事実上のゼロ金利政策の解除に向けて着手しました。

 この実質ゼロ金利政策の解除といった金融緩和の巻き戻しに関しては、緩和策を取った際の手法とは異なり、市場にサプライズを与えることのないように、時間をかけて、市場参加者が経済金融環境の変化などを材料に、今後の利上げの可能性を十分に織り込むのを待ってから政策変更を実施しました。

 2004年には0.25%から0.75%まで政策金利を引き上げました。さらに2005年12月には2002年以来となる政策金利1%台まで回復させました。

 日銀も2006年3月の量的緩和政策解除、その後7月のゼロ金利解除、さらに2007年2月の追加利上げに関しては、福井日銀総裁をはじめとして政策委員の講演や、会見、さらに国会での答弁などを通じて、金融緩和策の巻き戻しといったものを市場に織り込ませるように働きかけてきたものと思われます。

 これはスイスや日銀に限らず、ECBやFRBなども同様の手段を講じているとみられます。各国中央銀行が独立性を強めた結果、政治に振り回されることなく、自らの意思で政策変更が可能となっている分、こういった施策も講じられ易くなったものとも思われます。
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by nihonkokusai | 2007-06-07 13:54 | 日銀 | Comments(2)
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