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2007年 06月 01日 ( 3 )

「日本クレジット総論」


 安田秩敏さんの書かれた「日本クレジット総論、知られざる巨大市場のすべて」(パン・ローリング 定価税込み3990円)が、6月13日に発売されます。安田さんからいただいた紹介文によりますと、「日本のクレジット市場がこれ一冊で分かる」本となっており、「現在出版されているクレジットに関する書物は、大別して社債・CDSである。ここで注意してほしいのは、国内債券発行残高全体のおおよそ3割を占める国債以外の債券部分が抜け落ちているということだ。本書は、Japan Creditの世界すべてを対象としている。債券種で抜けている部分とクレジットのデリバティブであるCDS(Credit Default Swap)市場に関して解説した。さらに「すべて」ということで、クレジットの理論・起源・歴史に関しても、知っておいてほしい事柄を私の20年近い経験とともに書き記している。日本で20年クレジットを見続けてきている人間はいない。使命感にも似た感覚を感じつつ書き上げた。本書が、私の考えるJapan Creditのすべてである。」

 国内債券発行残高全体のおおよそ7割を占める日本国債につきましては、拙著「日本国債は危なくない」(文春新書)、「図解入門ビジネス 投資信託と個人向け国債がよーくわかる本」(秀和システム)をご覧いただくとして、国債以外の債券につきましてはぜひこちらの本にて知識を深めていただければと思います。
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by nihonkokusai | 2007-06-01 14:14 | 本の紹介 | Comments(0)

「最近の債券相場動向」


 欧米の長期金利の上昇に加え、日銀の早期追加利上げ観測の強まりなどを受け、債券はここにきて全般に売り圧力を強めている。25日に発表された4月の全国消費者物価指数(除く生鮮)は前年比-0.1%となり、引き続き水面下ながらややマイナス幅を縮小させた。

 28日に発表された需給ギャップは10年ぶりに2期連続でプラスとなり、企業向けサービス価格指数が前年同月比+1.1%となった。さらに29日に発表された完全失業率は、1998年3月以来の3.8%となり、この4%割れの3.8%という位置は、フィリップス曲線からみるとインフレが加速度的に上昇しやすい状況に近づきつつあるとの見方もあった。

 雇用の改善、物価の上昇といったものも意識され、それが中短期主体に売り圧力に繋がったものとみられる。6月1日には先物中心限月は 2006年8月24日以来の133円割れとなり、10年285回も1.760%を上回ったことで今年の最高利回りを記録し、2年利回りは1%に接近した。月末月初ということで超長期などへのインデックス絡みの買いも入ったとみられるが、それ以上に売り圧力が強かったものとみられた。

 債券市場では、早ければ7月12日にも実施される可能性がある日銀の追加利上げを意識しはじめている。日本の長期金利も欧米の長期金利上昇に、ここにきて歩調を合わせてきた格好ともなっている。日経平均が18000円台に乗せてきているが、株高も債券の上値を抑えている。

 長期金利での1.6%から1.7%のレンジ相場からは逸脱し、長期金利はさらに今後上昇基調となることが予想される。物価や雇用、個人消費などの経済指標に明るさが見えており、日銀の展望レポートに沿った動きともなっていることで、中短期主体に追加利上げを織り込みにきている。

 まずは、2年債利回りでの1.0%がひとつの節となるが、その後、5年債利回りの1.5%、そして10年利回りでの2.0%がいずれは視野に入ってくるのではないかとみている。その10年国債り入札が6月5日に予定されており、その動向にも注意が必要か。また追加利上げ観測が高まっているだけに5日のTB、6日のFBの入札も注意したい。
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by nihonkokusai | 2007-06-01 12:58 | 債券市場 | Comments(0)

「訃報」


 「牛熊友の会」発足時からご参加いただき、たいへんお世話になった財務省の小林雅昭さんが急死されました。財務省のホームページの人事発令に名前があり、まさか、嘘だろうと調べたところ、25日に交通事故で亡くなったことがわかりました。

 小林雅昭さんは、財務省で国有財産の管理などをされており、北陸財務局部長をされていました。たいへん気さくな方で、お話好きな方でした。京都にお住まいを移されてから一度お会いしましたが、それがお元気な小林さんを見た最後となってしまいました。本当に残念でなりません。

 小林雅昭さんといつどのような経緯で知り合うきっかけとなったのか、すでに10年以上も前となり、記憶も薄れつつありますが、たしか私の「債券ディーリングルーム」を見ていただいてメールをくださったことがきっかけであったように記憶しています。

 牛熊友の会メンバーの中で数少ない年上の方で、いろいろとアドバイスなどもいただきました。日本酒がお好きな方でもあり、「牛熊友の会」にわささわざ一升瓶を持ち込んでいただいたこともありました。それをきっかけに私も日本酒党となり、今でも晩酌は地酒の冷酒を飲んでいます。

 今度、一升瓶を持ってお墓に参らせていただきたいと思っています。ご冥福をお祈りいたします。
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by nihonkokusai | 2007-06-01 12:57 | Comments(2)
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「債券ディーリングルーム」ブログ版


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