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2007年 04月 26日 ( 2 )

「展望レポートの物価見通し」


 日銀は明日27日に「経済・物価情勢の展望」、いわゆる展望リポートを発表する。市場では早期の追加利上げ観測なども出ていることもあり、今回の展望レポートへの注目度は高いようである。この展望リポートは、日銀が半年に一度、4月と10月に1年から2年先までの中長期的な物価と経済情勢の見通しを示すものである。

 今回発表される見通しの中で、全国消費者物価指数(生鮮食品除く)の前年比上昇率については、2007年度0.3%前後、2008年度は 0.6%前後を示す方向とみられる(26日朝日新聞)。このように物価については、ゆるやかながら上昇基調を続ける見通しを示すとみられる。

 昨年10月に発表された展望リポートにおいては、この全国コアCPIは2006年度0.3%、2007年度0.5%の上昇率を予想していたが、今回この見通しは下方修正される見通しとなっている。27日に発表される全国消費者物価指数(生鮮食品除く)の前年比上昇率もマイナス0.2%が予想されるなど、原油価格の影響などで目先もマイナスが続く可能性も予想されているためである。しかし、雇用状況の改善などを背景に賃金が上昇し、プラス幅をゆるやかに拡大していくとのシナリオは維持する模様(朝日新聞より)。
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by nihonkokusai | 2007-04-26 10:40 | 日銀 | Comments(0)

「政府、欠損12兆円穴埋め」


 日経新聞によると、2003年度から2005年度にかけての特殊法人を独立行政法人に再編した際、政府はその累積損失を出資金で相殺し、その結果38兆円あった政府出資金が26兆円に減少したと伝えている。

 この政府出資金は「建設国債」の発行などで補っていることでこの損失は結果としては国民負担で穴埋めしたとも言える。さらにこの減資の額やその理由といったものはこれまで一切公表されていなかったという。移行に伴っての会計手続きは設置法で定めただけで、減資額の公表の義務はなかった。

 しかし、12兆円もの損失穴埋めを国民の監視が届かないところで行っていたことに対しては、やはり問題が残る。このようなかたちでマスコミで報じられなかったとなれば、2007年度の消費税の税収見通しと同様の金額が、見えないところで使われていたこととなる。

 増税論議の前には、このような政府資金の使われ方などをしっかりと確認する必要がある。財投改革などで透明性は確かに向上したとはいえ、このような不透明性の高いものがいまだに行われているとなれば、まだまだ改革の余地は大きい。国民の関心も膨大な政府債務のための増税の必要性といった以前に、税金や国債発行によって使われているお金の流れをもっと関心をもって見ていく必要もありそうである。
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by nihonkokusai | 2007-04-26 10:39 | 国債 | Comments(0)
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