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「日銀の次なる一手」


日銀の金融政策決定会合が開催されている。今回の会合では特に新たな政策は打ち出されず、金融政策も現状維持となるとみられる。

日銀は前回の決定会合までにCPや社債の買い入れを始め、国債の買い入れを毎月1.8兆円に増額するなど、必要と見られる手段を次々と講じてきた。3月末決算も乗り越え、ここにきて景気回復の期待もあり、日経平均株価も9000円近くまで上昇している。景気に関しても1~3月期をいったん底にして4~6月期にかけてはやや回復する見込み。日銀としても。これまで打ち出した政策の効果を見定める期間に入ってきたとみられ、当面は静観の構えに移行しよう。

ただし、ここにきて長期金利が上昇基調となっているところがやや懸念材料ともなるかもしれない。この長期金利上昇の背景は、米株の反発や円の反落などによる株価の反発や、その背景となっている景気回復への期待がある。それとともに今後の国債需給への懸念が債券の上値を重くしていることも確かである。

日銀は金融政策の一環としながらも国債の買い入れを増額することで対応していたが、長期金利が需給への懸念からさらに上昇すれば、日銀の国債買い入れ増額への期待が強まる可能性もある。しかし、日銀券の発行残高までという制限が存在する以上は、これ以上の増額は技術的にはなかなか厳しくなる。制限を撤廃すれば、まさに限度なく買い入れが求められてしまい、結果として日銀の国債直接引き受けと変わらぬような事態にもなりかねず、国債への信用、それはつまりラ政府や日銀に対する信用でもあり、円そのものへの信用にも影響を及ぼしかねない。日銀の次なる一手が、もし国債買い入れ増額のみなされるようになった際には、それは国債に対しての売り材料とされる懸念も考えておく必要があるかもしれない。
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by nihonkokusai | 2009-04-06 14:41 | 日銀 | Comments(0)
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