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「2008年度の金融市場を振り返る」

2008年4月9日に白川方明日銀副総裁の総裁昇格が衆参両院で同意され、これにより日銀総裁の空席という事態は約3週間ぶりに解消された。

6月に入り米国で金融株に対しての空売り規制が強化され、ヘッジファンドが組んでいた米金融株売り原油先物買いのポジションの撒き戻す動きが強まり、NY原油先物は7月11日につけた147.27ドルをピークに急落した。

日本の長期金利はインフレ懸念の強まりなどから6月16日に1.895%まで上昇したが、これが年度の最高利回りとなった。

9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻し、大規模金融機関が破綻したことで金融市場は極度の不安に陥り、これはリーマン・ショックと呼ばれた。巨大金融機関の破綻がもたらす影響を懸念した米政府は金融機関を破綻させない方針に転じ、FRBは9月16日に米国の大手保険会社AIGに対して緊急融資を行うことを表明。

緊急経済安定化法案が9月29日に下院で否決され、これは金融市場に再び大きなショックを与え、29日のダウ平均株価は終値で777ドル安と史上最大の下げ幅を記録した。

金融グローバル化のもとで、問題解決に向けた国際協調も行われ、10月8日には欧米の中央銀行に加え一部新興国も含め、10の中央銀行が同時に0.5%の緊急利下げを実施した。

10月31日に日銀は政策金利を0.5%から0.3%に引き下げ、11月6日にはECBが0.5%、BOEが1.5%の利下げを実施。11月25日にFRBは住宅ローン担保証券などの証券化商品を買い取ることを発表した。

12月4日にECBは政策金利を0.75%引き下げ年2.50%とし、16日にFRBは政策金利を0~0.25%に引き下げ、実質的なゼロ金利政策を導入した。

12月19日のニューヨーク原油先物価格は景気後退による需要不足への懸念などから、一時32.40ドルまで下落した。

日本の長期金利は金融不安に景気後退観測の強まりから12月30日に1.155%まで低下し、これが2008年度の最低利回りとなった。 日銀は12月19日に政策金利を0.1%に引き下げた。さらに長期国債買入オペを現行の毎月1.2兆円から1.4兆円に増額した。2009年1月30日からはCPの買入を実施。3月18日の決定会合では社債の買入実施と長期国債の買入を月1.8兆に増額することを決定した。

日本も含めて各国政府による積極的な財政政策を行ってきたことから、国債に対しての需給懸念も強まり上値も抑えられたことで、今年に入っての長期金利は1.2%~1.35%近辺でのレンジ内の動きに止まった。(一部「金融のことがスラスラわかる本」より引用)
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by nihonkokusai | 2009-03-31 10:08 | 債券市場 | Comments(0)
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