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「英国債入札での未達」

 25日の米債券市場は5日続落となっていたが、この売りはいくつかの要因が重なった。ひとつは、2月の米耐久財受注や2月の米新築住宅販売件数が市場予想を上回ったこと。2月の米耐久財受注(輸送用機器除く)は、前月比+3.9%とマイナスの市場予想がプラスとなり、2月の米新築住宅販売件数も33.7万戸、前月比+4.7%と7か月ぶりに前月比プラスとなった。オバマ大統領はホワイトハウスでの会見で、米経済について改善の兆しが見えつつある、と表明していたが、こういった数字を意識しての発言だった可能性もある。

 そして、昨日実施された米5年債の入札は、落札利回りが市場実勢を上回った上に応札倍率が2.02倍と前回の2.21倍を下回ったことで、結果は低調と受け止められた。

 また昨日、初めてニューヨーク連銀による長期国債の買い切りが実施された。219.37億ドルの応札に対して、落札額は75億ドルとなり、購入の額が予想よりは多いと、この結果自体は好感されたが、ニューヨーク連銀の国債買い切りオペの効果に対する警戒感もあったようである。

 そして、欧州でやや気になる動きがあった。25日に実施された英国40年債の17.5億ポンドの入札において、応札額が発行予定額を100万ポンド超下回り、2002年のインフレ連動債入札以来の未達が発生し、これも米債の売り要因とされたのである。

 ただし、英国債入札に続いて行われたイングランド銀行の35億ポンドのリバース・オークションの結果からはも2014~2019年償還の英国債の売りには慎重と動きが広がったようだ(ロイター)。

 いずれにせよ日本を含めて、米国や英国も大量の国債を発行せねばならず、こういった未達という事態はありうると考えておく必要もありそうだ。
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by nihonkokusai | 2009-03-26 09:10 | 国債 | Comments(0)
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