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「日銀は長期国債の買い入れを月1.4兆円から1.8兆に」

日銀の金融政策決定会合が後場スタート前に終了し、政策金利に関しては全員一致での現状維持を決定したが、長期国債の買い入れを月1.4兆円から1.8兆円に大きく引き上げた。期間別では残存1年以下が年5.52兆円から7.44兆円に、残存1年超10年以下が年9.6兆円から12兆円にも残存10年超から30年以下は年9000億円から1.2兆円に増額される。15年変動利付債は年6000億円から7200億円に、物価連動国債は年1800億円から2400億円に増額される。

決定会合終了後の声明文では、この買い入れ増額の理由について下記のように表明している。 「厳しい金融経済情勢を背景に、市場の緊張が続く可能性が高い。このような状況下、日本銀行は、金融市場の安定を確保するため、引き続き、積極的な資金供給を行っていくことが重要であると判断した。こうした観点から、長期の資金供給手段を一層活用し、円滑な金融調節を行っていくため、長期国債の買入れを以下の通り増額することとした。」

今年度の税収不足や来年度補正予算の編成などによる国債増発も予想されることで、長期金利は国債需給悪化により上昇してくる可能性もある。国債増発額がある程度はっきりしてから、日銀は国債買い取りの増額に動くのではないかと個人的には予想していた。しかし、これにタイミングを合わせると白川総裁の言うところの財政ファイナンスを目的として長期国債を買い入れるかたちになってしまうことも確かである。このため、やや苦しい部分はあるが、長期金利に働きかけることを目的とせずに、金融調節の必要性という名目により、今回の決定会合で決定されたものとみられる。
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by nihonkokusai | 2009-03-18 12:51 | 日銀 | Comments(0)
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