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「FRBは政策金利を0-0.25%に引き下げ」

 米FRBは15日から16日に開催したFOMCにおいて、政策金利であるFF金利の誘導目標値を0-0.25%に引き下げることを全会一致で決定した。実質的なゼロ金利政策の導入となり、FRBが1990年に政策金利を公定歩合からFF金利に変更して以来、FF金利の誘導目標値は史上最低水準となった。今回、オバマ次期政権の財務長官に指名されたガイトナーNY連銀総裁は欠席し、カミング筆頭副総裁が代理出席して賛成票を投じた。

 FOMC後に発表された声明文では、今後の政策の焦点はFRBのバランスシートの規模を高水準に維持する手段を通じて、金融市場の機能を支え景気を刺激することに置くとして、今後は量的緩和政策の導入を示唆した。これによって、いよいよバーナンキ議長というかバーナンキ教授の持論を自ら現実に試すこととなる。

 声明文には、FRBは、今後数四半期の間に政府機関債やモーゲージ担保証券(MBS)を大量に買い入れるとしており、今後数四半期との表現は「時間軸効果」を意識したものと思われる。時間軸効果とは、長期間にわたりゼロ金利を維持することを表明し、長期金利の低下を促すもの。長期国債の買い入れの可能性についても声明文では示唆している。

 日銀の白川総裁は、16日の財政金融委員会で、「短観は厳しい経済情勢をはっきり示すものとなった」、「金融緩和の度合いが急速に後退している」、「何が最も適切な対応か考えていきたい」と発言していたこともあり、18日から19日にかけての日銀の金融政策決定会合ではより踏み込んだ政策が取られる可能性もある。その選択肢には、利下げもしくは量的緩和政策の再導入も上がってくる可能性もありそうである。
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by nihonkokusai | 2008-12-17 09:40 | 日銀 | Comments(0)
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