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「国債市場特別参加者会合(第24回)議事要旨より」

来年度の国債発行計画は今週末から来週初めにかけて発表されるとみられるが、先週12日に財務省が開催された国債市場特別参加者会合では、この平成21年度の国債発行計画等について議論されており、その内容を発表された議事要旨から見てみたい。

今年度については、二次補正後の国債市中消化額を122兆円規模(当初105.1兆円)を見込んでいるようである。これは今年度の6.5兆円程度の税収減、個人向け国債の売れ行き状況(当初予定比4兆円程度減か)や、借換債の増額(埋蔵金活用で買い入れ償却分必要に)、財投債の増額(政策金融の対応のため)などを見込んでのもの。

当初比17兆円増となるが、これに対し前倒債の15兆円規模の減額を見込んでいる模様。これにより今年度の市中消化は2兆円規模の増発を予想しているようである。ただし前倒債がこのように大きく取り崩されるとなれば、来年度についてはバッファーとしての前倒債を利用することが限定的となる。

今年度の2兆円規模の増発については、TB1年を1.7兆円(1.5兆円)とし、2年を1000億円から2000億円、5年をそれぞれ一回あたり1000億円増発、そして30年を3月、40年を2月にそれぞれ一回ずつ増発することで対応が可能としている。

来年度については、新聞等で来年度の新規財源債が35兆円規模と伝えられているが、まだ不透明な部分も多いものの、国債の市中消化額は115兆円規模と見ているようである。

一回あたりの発行額についてはTB1年物が1.9兆円(二次補正後推定、1.7兆円)、2年債は2.0~2.1兆円(同1.9~2.0兆円)、5年債2.0兆円(同2.0兆円)、10年債は1.9兆円(同1.9兆円)、20年債は0.9~1.0兆円(同0.9兆円)、流動性供給入札は0.3兆円(同0.3兆円)、30年債を0.5兆円を隔月発行(当初、年4回)、40年債を四半期ベースで0.2兆円ずつ発行(当初、年2回)するとしている。また、物価連動債と15年変動債はそれぞれ0.3兆円程度の仮り置きとするとしている。

いずれにしても幅広い年限の国債が1月以降に増発されるものとみられ、前倒し債も大きく取り崩されるとなれば、来年度はマイナス成長との予想も多くなっており、政府の景気対策がさらに打ち出されるとなれば、少し気が早いが再来年度の国債発行額がどうなるのが、たいへん気がかりでもある。
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by nihonkokusai | 2008-12-15 10:45 | 国債 | Comments(0)
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