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「欧州の利下げ」

1日に全米経済研究所が米景気のリセッション入りを発表したが、日米欧ともに景気後退入りしているとみられ、それぞれの中央銀行も利下げ等の対応を行なった。1日にバーナンキFRB議長はFRBによる米国債などの長期債の直接買取の可能性に言及したが、5日から政府機関債の買取が開始される。

日銀は2日に臨時の金融政策決定会合を開催し、政策金利は現状維持としたものの、オペの担保となる社債等の格付をトリプルB以上に引き下げ、社債やCPなど民間企業債務を担保に無制限で政策金利と同水準(0.3%)の金利で資金供給する制度を設立した。

また、欧州中央銀行(ECB)は4日、政策金利を0.75%引き下げ年2.50%とした。0.75%の利下げはほぼ市場予想どおりながら、過去最大の下げ幅ともなった。記者会見したトリシェECB総裁は、不透明さは極めて高いとコメント。

英国イングランド銀行は、政策金利を1.00%引き下げ、年2.00%に。これにより英国の政策金利は58年ぶりの低水準となったが、イングランド銀行は、銀行の正常な融資回復に向け、さらなる措置が必要だとも指摘し追加利下げの可能性を示唆した。

また世界最古の中央銀行でもあるスウェーデン中央銀行(リクスパンク)も、会合の日程を前倒しした上に、1.75%という大幅な利下げを実施した。

15日から16日にかけて開催されるFOMCでも追加利下げが実施されると予想されている。しかし、すでにFRBの政策金利は1%とさらなる利下げには限度もあり、すでに量的緩和政策を視野にしてのFRBによる米国債の買い入れも実施される。

18日から19日にかけて日銀の金融政策決定会合が開催される。相次ぐ欧米の利下げの中、日銀は今回も政策金利を据え置くと見られているが、状況次第ではゼロ金利、もしくは量的緩和を視野に、さらなる緩和策が検討される可能性もありそうである。
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by nihonkokusai | 2008-12-05 10:18 | 日銀 | Comments(0)
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