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「日銀とFRBの超過準備に対しての付利と政策金利」

16日から超過準備に対しての付利が実施されたが、日銀の政策金利である無担保コール翌日物金利は誘導目標値である0.3%近辺での推移となっている。一部に付利が実施されたことで、日銀が大量の資金供給を実施し、無担保コール翌日物金利の低下を促すのではないかとの見方もあったようだが、政策金利が変更されるか、もしくは「なお書き」対応で一時的な低下も容認することがない限り、誘導目標値を大きく下回っての誘導は考えづらい。

ただし、すでに超過準備に付利を実施している米国では、政策金利であるフェデラルファンド金利が誘導目標を大きく下回って推移しており、これが意識され日銀も同様のことを行なうのではないかとの思惑も働いた可能性がある。しかし、米国の場合は「売出手形オペという機動的な資金吸収手段を持たず、また超過準備の付利の対象になっていない大きな資金の出し手(GSE等)が銀行間市場にいる中で、Fedが市場救済融資を急拡大させた結果、収拾がつかなくなってしまったということだろう」(東短リサーチ、加藤出氏レポートより>QUICK)」との加藤氏の指摘どおりかと思われる。

準備預金に付利が行なわれたことで、オーバーナイト物の金利には3つの金利が存在することとなる。現在0.5%の基準貸し出し金利(ロンバート・レート)、そして政策金利である誘導目標値の0.3%、さらに今回からここに超過準備に付利される0.1%である。ロンバートレートの0.5%と超過準備に付利される0.1%の間の金利の幅はコリドー(廊下)と呼ばれ、このコリドーが存在することで、何らかの事情でオーバーナイトが揺れ動いたとしてもその幅を抑えることが可能となる。

10月31日に政策金利の変更を巡って意見が分かれたのも、ロンバート金利、政策金利、超過準備に付けられる金利の3つの金利のバランスを意識してのものではなかったのかとも考えられる。
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by nihonkokusai | 2008-11-17 12:56 | 日銀 | Comments(0)
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