牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「時価会計の緩和措置に変国・物国も対象に」

 本日の日経新聞によると、金融危機を受けて、時価評価の対象外になる範囲を拡大するなどの会計基準を見直す検討している企業会計基準委員会(ASBJ)は、15年変動利付国債と物価連動国債も単純な市場価格以外の時価で評価することを認める方針と伝えている。

 15年変動利付国債と物価連動国債は投資家ニーズが乏しかったこともあり、流動性に乏しかったところに海外投資家による換金化などの売りから急落したことで、それを保有している機関投資家は大幅な含み損を計上せざるを得ない状況となっていた。日経が報じたところ、変動利付国債の国内金融機関の保有分の含み損は全体で5兆円程度に膨らんでいるとされる。

 今回、適用される決算期は決算発表が終わっていない金融機関や事業会社の2008年4-9月期からなる見通しとなり、時価会計が緩和されることにより、これらを保有している大手銀行などの決算に影響し自己資本比率などの改善要因となる。

 すでに財務省はこの変国・物国の年内発行停止を発表をしており、変国・物国の相場も落ち着きを取り戻してくるものとみられる。ただし、新規の需要がこれで改善されるかどうかは不透明。需要の改善には、特に物価連動国債に関しては商品性の見直しなども必要となりそうである。
[PR]
by nihonkokusai | 2008-10-24 08:55 | 国債 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー