「つなぎ国債」
10月3日付の日経新聞は、政府が来年4月からの基礎年金の国庫負担割合を二分の一に引き上げる財源に、「つなぎ国債」を発行する検討に入ったと伝えた。「つなぎ国債」とは、将来見込まれる特定の歳入を償還財源として発行する国債のことで、償還財源を確保するまで資金繰りを「つなぐ」ために発行されることで「つなぎ国債」と呼ばれる。赤字国債の一種とされるが、「一般的な赤字国債とは区別できる」(財務省)とも。償還期間も通常よりも短く設定ができる。「つなぎ国債」の発行は増税の実施を法律レベルで担保することが前提。1994年に所得減税の財源として「つなぎ国債」が発行された際には、1997年からの実施を定める消費税引き上げ法案が同時に成立されている。(以上、日経新聞の記事より)