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「2008年6月末現在の国債保有者別残高」


 日銀が発表された2008年4~6月資金循環勘定速報によると、日本における家計の金融資産は、1503兆7716億円と再び1500兆円台を回復した。家計のうち国債は、35兆2682億円(3月末36兆2843億円)と引き続き減少傾向となり、国債全体に占めシェアは5.2%と3月と変わらず。株式 82兆1271億円(3月末75兆5281億)と3月は12月比大幅に減少していたが6月はやや回復していた。投資信託も66兆1168億円(3月末63 兆0575億円) とこちらもやや回復。これは2008年3月末の日経平均が12525円54銭に対して2008年6月末は13481円38銭と、株式市場がやや回復していたことによるものとみられる。長期金利は3月末1.275%に対し、6月末は1.610%と大幅に利回りが上昇していた。

 この資金循環勘定速報をもとに 2008年6月末現在日本における国債所有別内訳を算出してみた。国債の残高そのものは2008年3月末比11兆7787億円の減少の683兆5103億円となった。海外投資家のシェアは7.0%と小幅低下し、家計の全体に占めるシェアは5.2%と変わらずとなり、海外と個人を合わせたものの全体に占めるシェアは12.2%となった。

 個別で見ると3月の速報値に比べ残高を大きく減少させたのが、ディーラー・ブローカー部門で7兆1149億円の減少となった。続いて日銀が3兆6855億円の減少、反対に増加が目立ったのは国内銀行の4兆1574億円の増加、公的年金の1兆6654億円の増加などとなった。4月から6月にかけての債券相場は先物に海外投資家などの買いポジションの解消売りなどが入り、その影響もあってディーラーなどが現物も大幅な売り越しとなった反面、国内銀行などは押し目買いを入れてきたものとみられる。7月から9月にかけても、債券相場は米国の金融不安も手伝って先物主導で大荒れの展開となったが、投資家は比較的慎重となっていたことで、現物国債については一部、外銀などの動向が気になるものの、シェアを含めてそれほど大きな変動はなかったものとみられる。

 全体に占めるシェアとしては、民間預金取扱機関が248兆0072億円で36.3%、民間の保険年金が156兆4106億円で 22.9%、公的年金が78兆9439億円で11.5%、日本銀行が59兆9665億円で8.8%、海外が48兆0916億円で7.0%、家計が35兆 2682億円で5.2%、投信など金融仲介機関が28兆3761億円で4.2%、財政融資資金が8兆5938億円で1.3%、その他が19兆8524億円で2.9%となった。
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by nihonkokusai | 2008-09-24 12:03 | 国債 | Comments(0)
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