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「債券先物限月間スプレッド取引にも異常な動きが」


 すでに8日の引けの段階で、債券先物の価格は12月限が9月限を上回っるなどの動きが出ていたむが、この要因としては、12月限の現物受渡しの最割安銘柄が踏み上げられやすいといった指摘もあった。しかし、今日の動きは、それも理由にならないほど、限月間スプレッドが異常な動きを見せていた。

 債券先物の限月間スプレッド取引とは、これが導入される以前では、たとえば現物を抱えている業者さんなどが、債券先物でヘッジ売りをしていて、期近の債券先物、つまり今日で言えば9月限の債券先物を売っていたが明日、9月10日に期近物の9月は最終売買日となってしまうため、9月のヘッジ売りのポジションを12月に乗り換える必要がある。このため、9月限の先物の買い戻しと、12月限の先物の売りを行なう必要があったが、それぞれの板を見ながら行なう必要があったことで、乗り換え、つまりロールオーバーがやりにくい上に、現物のチーペスト銘柄の発行量が少ないといった際には、その限月だけ踏み上げ圧力が高まってしまうこともあって、9月限の買いと12月限の売りなどが同時にできるように東証で導入されたのが、限月間スプレッド取引である。

 この場合、限月間スプレッド取引は今回で言えば9月限と12月限の価格差を売買することになる。その価格差は本日の朝方の寄り付きは、マイナス1銭となっていたものが、じりじりとそのマイナス幅が拡大し、後場に入ってなんとマイナスが1円07銭にまで拡大するなど異常な動きとなった。こうなると現物から算出した理論値とか以前に、強引な売買が入ったと見ざるを得ない。強引な売買は別に今、始まったわけではなく、先週も9月限の売買でみられたが、こういった9月限の強引な売買で残った買いのポジションを、何かしらの理由で強引に12月限に移行させたとしか考えられず、これもまた一部のCTAなどによる動きではないかと思われる。
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by nihonkokusai | 2008-09-09 16:41 | 債券市場 | Comments(2)
Commented by かわせ at 2008-09-12 17:18 x
限月間スプレッドはいつから導入されたのでしょうか?-107銭はいつ以来ぶりの水準なのかご存知でしたら教えてください
Commented by nihonkokusai at 2008-09-16 12:31
導入の際、現場にいたのですが、時期はすっかり忘れていたので東証のサイトを確認すると、スタート時は平成12年8月14日となっていました。
 -107銭はいつ以来の水準といった比較は難しいです。そもそもこんな異常な取引が今回初めてだったもので。それと限月間スプレッド取引は、中心限月移行時に集中して売買されるもので、毎日出合っているものではありません。
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