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「引き続き債券先物に仕掛け的な動き」


 債券先物は2日、137円53銭で寄り付いたあと137円42銭まで売られたが、そのあと板薄の中、じりじりと買戻しの動きを強めた。朝9時10分過ぎあたりからまとまった買いが入り急上昇となり、9時半ぐらいにかけて1.4兆円程度の出来高をともなって、一気に138円台を回復し、前日比70銭高の138円32銭まで上昇した。1日には債券先物の建て玉が大きく減少したことで、いったん投機筋の動きは収まるのかと思われたが、チャートを見ながらの動きなのか、また新たな買い仕掛けが入っていた。ただし、仕掛けた時間帯が、これまでの10時とか14時とかではなく、寄り付き直後という違いもがあった。そして2日の債券先物の建て玉は前日比1兆604億円ほど増加していた。

 3日の債券先物は比較的静かな動きとなり当日の建て玉は1632億円の減少に止まった。しかし、4日に動きが出た。4日の債券先物は前日比5銭安の138円30銭の寄付きとなったが、一時138円38銭まで戻し日比プラスとなったが、その後積極的な買い手も限られじりじりと戻り売りに押されじり安となった。そして、9時40分あたりから、突然まとまった売りが入り、債券先物の板など無視して大口売りをぶつけるような展開となった。時間帯からは2日と同様に中途半端なタイミングでもあったが、、今回は仕掛けたというより、仕掛けられたというか、売りのトリガーが引かれてしまった可能性がある。その要因のひとつに、来週の5年国債入札が意識されたのか、5年スワップの払いが入ったとの観測もあったが、2日に形成した大口その反対売買をしなければならない水準にまで先物が下がってきたことで、ストップロスといった機械的な売りの動きとなり、売り気配も挟んで、わずか5分間で3000億円程度の売り注文が入り、一時前日比93銭安の137円42銭に下落した。債券先物の5分毎の出来高を見ると、9時40分に3636億円、45分に3935億円、50に2118億円、55に2591億円、10時に2786億円と約20分程度の間で1.5兆円ほど出来ていた。

 8月25日から9月1日、そして2日、4日と一部のヘッジファンドが大きなポジションを債券先物で振り回しているようだが、今日の売り方を見る限りは結果としてはあまり儲かっているようには思われない。なにかしらの事情で大きな利益を短期的に享受しようとしたようだが、そうそううまく行くものではない。特にいったん目立つ動きをすると叩かれてしまうのも相場の常でもある。これに懲りて、相場をかく乱するような売買は控えてほしい気もするが、反面、債券先物ディーラー経験者としては、なかなか興味深い相場ではあった。
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by nihonkokusai | 2008-09-04 13:06 | 債券市場 | Comments(0)
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