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「25日の債券先物の建て玉増加の怪」


 8月25日の債券相場は先物主導で当日の安値から1円以上切り返すなど大幅な上昇となった。特に材料もない中、現物債にはむしろ高値警戒感なども強まっている中にあっての買いだっただけに、不可解な動きとなった。当日の債券先物の建て玉を見ると約1兆円程度増加し、5月15日以来の10兆円台乗せとなった。実はこの5月15日の前日14日にも債券の建て玉は1兆円以上増加しており、さらに14日の先物も8月25日の債券先物同様に不可解な相場変動となり当日値幅は1.5円もあった。債券先物が一日の値幅で1円以上動くというのは非常にまれであり、何かしらの大きな材料でもない限りは、本来それほど動くことはない。5月14日にも特に材料は出ていなかった。5月14日以前での債券先物建て玉が1兆円以上増加していたのは2月28日であるが、この日の値動きは45銭とさほど大きくはなかった。その前に1兆円程度建て玉が増加していたのは昨年11月7日で値動きは43銭となっている。

 建て玉が一日で1兆円程度も増加した日を遡ってデータから出してみると面白いことがわかる。なぜか8月25日(約9千億円)、5月14日(約1兆円)、2 月28日(約1.3兆円)、11月7日(約9千億円)と3か月おきとなっているのである(参考までに建て玉増加が大きかった日は他に、3月7日の8千億増は中心限月移行に伴うもの、1月7日の7千億増は年始に絡むものとみなされる)。しかも、5月14日と8月25日に共通しているのは債券先物だけが妙な動きを見せていたことである。債券先物は手口が公表されておらず、今回もいったい誰が買ったのかということは当事者とその注文を受けたものしかわからない。しかし、市場では8月25日にヘッジファンドが数千億円単位での買いポジションを作ったとも噂されており、もしそうだとすれば3か月おきにヘッジファンドの決算などを意識して、債券先物での短期的な勝負に出てきている可能性は否定はできない。3か月毎に突然債券先物の建て玉が一日で値幅の大きさとともに1 兆円膨らむというアノマリーが今年の11月にも起きるかどうか。先の話ではあるが確認してみたい。
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by nihonkokusai | 2008-08-27 09:43 | 債券市場 | Comments(0)
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