「つくばエクスプレス、落雷で全線ストップ」
昨夕、つくばエクスプレスは、落雷の影響で守谷駅近くの線路分岐機器が故障し、このため6時から6時半にかけて全線がストップした。来月に3周年を迎えるつくばエクスプレスの全線ストップというのは珍しい。ただ、開設当初にこれまでも子供の持った風船が飛んで架線に掛かったり、降雪で一部路線の凍結などでストップしたことがある。ただし、人身事故でのストップはこれまで一度もない。
たまたま、この時間に列車に乗り合わせていたが、途中駅でかなりの雷でもしや止まるのではとの予感が的中してしまった。途中で動き出したため、快速に乗り換えようと南流山駅でいったん降りた。なぜか列車のドアは開いたが、ホーム側のドアが同時に開かず、少したってから開いた。また、エスカレーターも動いておらず、どうやらこの駅では停電が発生していたとみられ、非常用発電機が作動していたことで必要なところ以外は手動でスイッチを入れていたようである。
そして、南流山駅でのホームの電光掲示板での表示が「抑止」となっていたのに気がついた。鉄道ファンならば常識的な用語かもしれないが、私はこの意味するところを知らなかった。ネットで調べてみたところ、抑止とは一つの駅に列車が留め置かれることのようである。
しかし、故障も早期に対処しての30分程度の遅れであり、乗客は携帯電話で遅れを連絡しているような人はいたが、総じて冷静であった。乗り換えた快速で、私の隣に座っていた女性はなぜか何事もなかったかのように熟睡していた。