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「北京五輪後の中国経済を懸念」


 7日付けの日経新聞によると、中国政府は北京五輪後の景気下振れを防ぐため、金融引き締め政策の修正に乗り出したそうである。同じ国で2度目、3度目の五輪はさておいて、その国で初めて開催される際は、威信をかけて五輪に向けての各種インフラ整備を行なうことが多い。昭和39年の東京五輪のときも東海道新幹線、首都高速道路、東名高速道路など一気に整備されたが、その反動で40年不況を生む事となった。

 中国ではこういった五輪後の景気後退を緩和するため、早めに景気重視に軸足を移してきたものとみられる。もちろん五輪の影響だけでなく、サブプライム問題の影響により米国経済も後退しつつあり、欧州、そして日本経済も景気後退の可能性も強めていることで、世界経済全体の落ち込みによる影響にも配慮したものとみられる。

 ただし、世界的な景気減速の要因としては、ここにきて価格が下落基調とはなっているが原油などの商品市況の値上がりによる影響も大きい。中国でも物価上昇を抑制するため、金融引き締めを強化していたが、中国の中央銀行である中国人民銀行が銀行融資の総量規制を緩和するなど、景気に配慮しての金融引き締め政策を修正するものとみられる。ただし、このタイミングでの金融緩和はインフレ加速される懸念もあるが、物価上昇の鎮静化を待っているような時間的な余裕もなかったものとみられる。
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by nihonkokusai | 2008-08-07 10:37 | 景気物価動向 | Comments(0)
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