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「ファニーメイとフレディーマックに対する支援策」


 本日の日本時間の早朝、米国時間の夕方に米財務省とFRBは緊急声明を発表した。その内容とは米政府系住宅金融機関2社、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸し付け抵当公社(フレディーマック)の支援策である。

 米財務省はファニーメイとフレディーマックに対する信用枠を一時的に拡大し、必要なら米財務省はファニーメイとフレディーマックの株式を所得する一時的な権限を保有する。また米連邦制度理事会(FRB)も声明を発表し、両社に対して緊急融資を実施する権限をニューヨーク連銀に付与し、必要なら公定歩合貸出を認可とも伝えられた。以前にファニーメイとフレディーマックは国有化もとの報道もあったが、それに対しては、現在の株式会社形態を維持すべきとのホワイトハウスからの発表もあった。

 ファニーメイとフレディーマックはともにGSE(Government Sponsored Enterprises)と呼ばれる米国における住宅や農業関連の政府後援企業の機関でひとつある。ファニーメイ(Fannie Mae)とは連邦住宅抵当公庫(Federal National Mortgage Association)のことで、フレディーマック(Freddie Mac)とは連邦住宅貸し付け抵当公社(Federal Home Loan Mortgage Corporation)のことである。それぞれの株式はニューヨーク証券取引所などに上場されている。

 それぞれ名称、設立時期(ファニーメイ1938年、フレディーマック1970年)は異なるものの事業内容は、住宅ローン市場に安定的に資金を供給するために、民間金融機関からローン債権を買い取り、それを証券し市場で住宅ローン担保証券を発行するというものである。また、発行した証券を自己勘定でも保有しており、証券化した商品の元利金支払いの保証なども行なっている。

 両社ともに政府系機関ではあるものの民間企業であり、米国連邦政府の公的保証は受けていない。しかし、両社が大量に発行している住宅ローン担保証券は、政府機関債として米国国債に次ぐ信用力を持つとされている。またファニーメイとフレディマックが保有もしくは保証する債券は5兆2千億ドルと日本円で約550兆円程度にもなり日本のGDP並みの金額となっている。

 サブプライムローン問題の影響により、この両社の経営悪化が伝えられ、6月11日の米株式市場では一時両社の株が前日比50%安となるなど異常な事態となり、政府やFRBはこのように異例の支援策発表となったとみられる。
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by nihonkokusai | 2008-07-14 10:22 | 債券市場 | Comments(0)
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