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「10年1.6%割れ」


 本日の朝方に発表された5月全国消費者物価指数(除く生鮮)は、前年比+1.5%とほぼ10年ぶりの高い水準になった。暫定税率が復活したことでガソリンが値上げされ、さらに食品の値上がりなども進行したことが影響した。この動きはまだ続いていることから、当面CPIは上昇基調を続けるとみられ、いずれ 2.0%あたりまでの上昇もりそうである。同時に発表された6月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比+1.3%となった。

 こういった物価上昇も気になるが、市場でもそれ以上に景気動向を気にするようになってきている。その意味でも7月1日の日銀短観はかなり注目されそうである。

 欧州ではトリシェECB総裁の発言もあり来週のECBでは小幅な利上げの可能性が強まっているが、米国でも景気への不安とともに金融機関の損失等についても再び懸念は強まっている。このためここにきてダウは下落基調を強め、26日の米国市場では2006年9月11日以来の安値をつけてきた。この米株の大幅下落により米10年債利回りは一時4.01%まで低下し4%に接近しており、米10年債利回りの4%割れも、時間の問題か。

 本日の債券先物は6月9日以来の135円台を回復し前日比44銭高の135円30銭で寄り付いた。現物は10年293回が前日比 -0.025%の1.620%で出合ったがその後1.6%を割り込み一時前日比-0.055%の1.590%まで買われた。5年72回は前日比 -0.040%の1.170%の出合い後に1.155%まで買われ、2年270回は前日比-0.045%の0.775%に。超長期20年102回も同 -0.035%の2.170%としっかり。

 とりあえず短観を見てからと買い控えていた投資家もいたとみられるが、短観発表前に動きを見せてきている可能性もある。10年債利回りは1.6%を割り込んでいるが、目先1.5%あたりまでの利回り低下もありえそうである。
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by nihonkokusai | 2008-06-27 13:24 | 債券市場 | Comments(0)
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