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「白川日銀総裁会見への過度の期待(懸念)は禁物か」


米国ではニューヨークで記録的な猛暑となるなど、異常気象となっており、」米中西部では洪水の影響でトウモロコシの生産に大きな被害を受け、先物価格が上昇している。原油価格の上昇ばかりでなく、こういった穀物などの商品価格の上昇も物価上昇圧力となっているが、米FRBも米国景気動向が不透明な中、そう簡単には利上げまで踏み込めないのも確かとみられる。

 これは日本も同様とみられ、特に4-6月期についてはGDPもマイナス成長との予測が多く、景気先行きも引き続き不透明感も強い。利上げを示唆したトリシェ発言や、インフレへの警戒を強めたバーナンキ議長に続いて、13日の白川日銀総裁の会見の内容が注目されているが、あまり過度の期待 (懸念)は禁物かと思う。

 白川日銀総裁は5月20日の会見で、物価についてはどちらかといえば上振れのリスクを見ているとし、また経済全体でみた場合に景気については下振れリスクの方にウエイトを置いているとしていた。13日の会見についても、同様に物価の上昇リスクについて言及はするとみられるが、景気についてはまだ霧は晴れていないと下振れのリスクについても引き続き言及してくる可能性が高い。

 市場参加者の一部では、より物価上昇を意識した発言をしてECBやFRBに協調するような発言をしてくるとの見方もあるが、実際には物価と景気の料睨みというバランスの取れた発言をして、利上げを意識させるような発言は避けてくると思われる。

 とはいうものの、市場ではまだ警戒感も強く、12日の債券市場では2年269回は一時、前日比+0.005%の1.000%ちょうどがヒットされた。13日からのG8財務相会合も開催されるが、ここにきて日銀総裁が物価上昇に軸足を置く発言をするとか、さらに利上げについて踏み込んだ発言をするといったことは考えづらい。むしろマーケット参加者にそういった言質を取られないように、より慎重な発言をしてくる可能性が高いとみられる。
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by nihonkokusai | 2008-06-12 16:24 | 日銀 | Comments(0)
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