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「14日に10年債利回りは1.7%、5年債利回り1.3%つける」


 昨日は10年292回債の利回りで1.705%と昨年10月以来の1.7%台、5年70回債の利回りで1.320%とこちらも昨年10月以来の1.3%台に利回りは上昇した(価格は下落)。本日入札される5年国債は、利率は1.3%と、前回の0.8%から0.5%もの引き上げが見込まれ、昨年10月に入札された67回以来の水準となる。この利率の引き上げ幅の大きさは、それだけ前回の5年国債の入札日4月10日から昨日にかけて債券相場は大幅に下落したことを示しているともいえる。

 昨日14日の債券相場の急落には大手銀行などによる現物売りや先物などでのヘッジ売りが指摘されていたが、4月からの相場下落を主導したのはこういった大手銀行の売りとも言われている。この5年国債入札に向けて、中期ゾーンの大きな買い手となっている大手銀行がむしろ売り手に回っていたことで、市場でも入札に向けてかなり神経質となっていたことも、昨日の債券相場の下落の一因と言える。

 加えて、今回も債券先物はCTAとも呼ばれる動きの早い投資家による、かなりまとまった仕掛け的な売りも下げを加速させた側面もある。

 4月以降の債券相場相場下落背景には、ひとまずサブプライム問題の影響による金融市場の混乱が収まり、米経済も思いのほか堅調となっており、株式市場やドルなどが回復し、反面、質への逃避や利下げ期待で買われていた米債は下落。円債もたとえばこの5年債は3月に0.7%、2年は 0.505%までと、日銀の利下げまで織り込むような水準まで買われていたことで、その反動といった動きが入ったともいえよう、さらに経済が落ち着くとなれば今度は物価上昇といったものも気になってくる。

 昨日つけた10年債利回りの1.7%、5年債利回りの1.3%が壁として意識されるとみられるが、ただ、これで目先の底を打つかどうか、まだまだ予断は許さない。
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by nihonkokusai | 2008-05-15 09:17 | 債券市場 | Comments(0)
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