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「ディーリング相場が復活か」

「来年1月から国債管理政策の一環として金利スワップ取引を開始」

 本日付日経新聞によると、財務省は2006年1月から国債管理制作の一環として、金利スワップ取引を開始する。固定金利を払い変動金利を受け取ることで、金利上昇時の国債利払い負担軽減を図ることが目的と日経は伝えている。今年度は元本で3千億円程度の取引が予定されている。


「ディーリング相場が復活か」

 債券先物のチャートは不思議なほど気まじめに見える。空いた窓はきっちり閉めてくるためである。今回もこれほど早くに窓を埋めてくるとは思わなかった。その窓とは、6月8日から9日にかけて空けていた先物6月限の140円82銭から9月限の141円02銭にかけての限月移行に伴う窓であった。

 ちなみに債券先物のチャート分析において、イブニングセッションの取り扱いをどうするのかは分析者によって異なってくる。新聞紙上などの債券先物四本値は前日のイブニングセッションの動きを含めて算出しているが、イブニングセッションの終了が前営業日の夕方6時であり、それを当日の四本値に加算すると当日の動きとしてみることに無理がある。このため私はチャート分析にはイブニングセッションは加えていない。

 債券先物の中心限月が9日に6月限から9月限にバトンタッチされると、債券相場はじりじりと下落基調となった。17日には139円60銭まで下げてきたのである。これにより今年も6月相場は調整局面かと思われたが、そこからしっかり反発。6月27日には141円05銭まで上昇して、きっちりと6月8日から9日にかけての窓を埋めてきたのである。

 ところが、この戻りの過程で今度は3つの窓を空けている。6月21日から22日にかけての139円93銭から140円01銭、22日から 23日にかけての140円11銭から140円29銭、そして、24日から27日にかけて空いた140円81銭から140円90銭の窓である。

 「三空踏み上げには売り向かえ」とは確か酒田五法であったかと思うが、江戸時代の米先物相場から生まれた格言が、現在でも生きていた。3 つめの窓を空けた翌28日は141円07銭まで買われたが、その後仕掛け的な売りも入り140円76銭まで売られ、しっかりと1つの窓を埋めてきたためである。

 この28日に先物に奇妙な動きが見受けられた。売り買いの板が妙に厚くなったり、1000億円を越す売り指値がでてきたりしたのである。

 これは海外投資家の仕掛け的な動きも入っていると見られるが、それとともに先物にはディーリングマインドが高まりつつあるようにもみえる。チャートを見てもこれだけ窓が空いているということは、相場に何かしら動きが見えはじめているとともに、今後大きな動きを示す兆候とも取れなくもない。以前のようなディーリング相場が復活するとは断言できないものの、これまで息を潜めていた債券ディーラーたちが息を吹き返してくる可能性が出てきているように思われる。


「ビハインド・ザ・スクリーン」

ネットを検索しているうちに、興味深い言葉に出合った。それは自然写真家の岩合光昭さんの言葉であった。ひとつの写真を撮るのにも並々ならぬ苦悩がある。しかし、「それは、ビハインド・ザ・スクリーン。語ることではない」と。これはなかなか言えることではない。ビハインド・ザ・スクリーンとはビハインド・ザ・シーン(舞台裏)とも同意かと思われるが、我々が映画館や劇場や、スタジアム、コンサート等で目にするものの裏には並々ならぬ苦労や苦悩が存在するということである。なんとか楽して儲けたいとの気持ちが強いが、華やかに見えるプロ達も並々ならぬ努力を重ねていることを忘れてはいけない。
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by nihonkokusai | 2005-06-29 13:09 | 債券市場 | Comments(0)
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