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「債券相場の見通し」


 欧米の金融機関の1-3月期決算が予想されたほどの悪化ではなく、また増資等も発表されたことで金融リスク不安が後退した。米国の大手企業決算も予想を上回るものが出ており、米経済指標もしっかりしたものも出ており米経済への過度の悲観的な見方も後退した。このため米国市場では株やドルが買われ、米債は下落基調となった。日経平均株価は4月28日に14000円の大台を一時回復した。ドル円も一時の98円台から104円台に。そして債券市場は調整局面となった。日銀による4~6月の利下げ観測などもあったことなどから大手銀行などは2月から3月にかけて中期ゾーン主体にポジションを積み上げていったとみられる。しかし、米経済への懸念の後退とともに日銀のよる早期利下げ観測も後退し、債券先物は3月19日の141円91銭を高値に調整局面となり、下げ足が加速され、4月25日に債券先物は前日比2円を超す下げとなり、初めてサーキットブレーカー制度が発動された。

 日本経済の先行きについては、不透明感も強いものの、米経済に対しての過度の悲観論も後退しつつある。このため懸念された円高についてもドル円は100円割れから切り返している。原油価格の上昇といった不安要因はあるが、今後については景気の下振れリスクに注意しつつ、日本経済は当面減速するが見通し期間全体では概ね潜在成長率並みで推移」という日銀の見方に沿った動きが続くとみられる。ただし、物価の動向には留意も必要か。特にガソリン暫定税率の動向により、4月から5月にかけての消費者物価指数が影響を受ける可能性がある。

 3月中ごろに0.7%をつけた5年債は4月24日に1%台に乗せ利回りが上昇基調を強めたことで、大手銀行のリスク管理上のロスカットなども働き1.2%台後半に利回りが急上昇した。10年債利回りも同様に3月26日に1.215%まで買われていたが、4月28日には1.675%にまで利回りが上昇した。その後、こういった売りがいったん収まったことで買戻しの動きも強まったものの、戻りも限定的とみられる。日銀は中立姿勢を明確化したものの、利下げ観測が強まることがない限り、5年債利回りの0.7%はかなりオーバーシュートとみられるためである。
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by nihonkokusai | 2008-05-01 10:09 | 債券市場 | Comments(0)
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