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「日銀の展望レポート」


 本日、日銀の展望レポートが発表された。金融政策の運営については、まずは2つの柱の点検があり、その前提としての中長期的な物価安定の理解については、消費者物価指数の前年比で0~2%程度の範囲内にあり、委員毎の中心値は大勢として1%程度とした。

 2009年度までの経済・物価情勢について最も蓋然性が高いと判断される見通しは、日本経済は当面減速するが見通し期間全体では概ね潜在成長率並みで推移、コアCPIは均してみれば1%程度で推移する可能性が高いとしている。

 第2の柱子の長期的な視点からは、景気の下振れリスクに最も注意する必要があるが、物価下落と景気悪化の悪循環が生じるリスクは小さいとしており、物価については上振れるリスクがあるが、中長期的な物価安定の理解から大きく乖離する可能性は小さいとしている。ただし、緩和的な金融環境の長期化が経済・物価の振幅をもたらすリスクは、引き続き存在し、経済の減速や下振れリスクの高まりを背景に、金融市場における先行きの利上げ見通しは後退したとしている。

 そしてここがポイントとみられるが、現在のように不確実性が極めて高い状況のもとで、先行きの金融政策運営について予め特定の方向性を持つことは適当ではないと、より中立的なスタンスを明確化した。

 2008~2009年度の政策委員の大勢見通し、政策委員見通しの中央値は2008年度が+1.5%、2009年度が+1.7%、そして、コアCPIは2008年度が+1.1%、2009年度が+1.0%となっている。
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by nihonkokusai | 2008-04-30 16:20 | 日銀 | Comments(0)
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