「3月コアCPIは前年比+1.2%、4月東京都区部+0.7%」
朝方発表された3月全国消費者物価指数(除く生鮮)は前年同月比+1.2%とほぼ市場の予想通りとなり、 4月東京都区部消費者物価指数(除く生鮮)は、前年同月比+0.7%となり市場予想の+0.5%を上回った。
ガソリン税の暫定税率の影響で4月はガソリン価格が下落したが、東京都区部は全国に較べてその影響は限定的なものとなったことで、食料品などの価格上昇の影響を大きく受けたかたちとなった。来月発表される4月の全国消費者物価指数はガソリン税の暫定税率の影響を加味して、1.1%あたりになるのではないかとの予想となっている。5月には暫定税率が再び引き上げられることも予想されており、4月の反動もありそこそこ高い伸びになる可能性もある。ただ、これによって日銀の金融政策が大きく左右されることはないとみられる。