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「イングランド銀行による金融支援」


 英国の中央銀行であるイングランド銀行は、銀行の貸し渋りを和らげるための金融支援策を発表した。銀行が保有する住宅ローン担保証券500億ポンド(約10兆円)を最長3年間にわたり国債に交換できるようにすることが柱となる。

 米FRBも3月に住宅ローンを含む不動産担保証券で米国債を供給するという対策を採っているが、こちらは期間が28日間となっており、住宅ローン証券を担保に資金供給を実施しているECBも最長6か月までとしているが、今回のイングランド銀行による対策は3年まで延長が可能となっている。

 金融機関が保有している住宅ローン担保証券は、米サブプライム問題に端を発した金融市場の混乱などを受け、証券化市場が機能不全に陥り、銀行の資金繰りが急速に悪化したことで、銀行が保有している住宅ローン証券を流動性のある国債に交換することで、銀行の資金繰りを助けることとなる。

 日銀も不良債権処理問題に対処するため、2002年にはいくつかの対策を行なっている、たとえば2002年9月には金融システムの安定化のために金融機関の保有株式を日銀が直接購入することを発表し、10月に手形買入期間についてこれまで「6か月以内」としてきた手形買入の期間を「1年以内」に延長した。12月には3年以内の証貸債権の担保掛け目を引き上げるとともに、5年超10年以内の証貸債権を、新たに適格担保化。資産担保コマーシャル・ペーパー(ABCP)の適格基準を緩和、2004年度末までの時限措置として日銀取引先の保証するABCPを適格の扱いとするなどを行なった。

 今回のイングランド銀行の金融支援策はいろいろと条件も付けられている。交換するローン証券の格付は最も信用度の高いトリプルAに限定。国債と交換できるのは昨年末時点で保有していたローン証券だけで今後発行するローン証券は認めない。銀行は国債を借り受けるための費用を支払う必要がある。

 そしてローン証券の評価額が下がった場合には金融機関が損失を負担するが、もしその金融機関が破綻した際には、インクランド銀行が損失を蒙る可能性がある。
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by nihonkokusai | 2008-04-22 12:43 | 日銀 | Comments(0)
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