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「LIBOR問題」


 米ウォールストリート・ジャーナルは16日、LIBORがもはや信頼できないかもしれないとの懸念を銀行家やトレーダーが抱いていると報道した。

 英国銀行協会(BBA)が調査に乗り出し、実勢とかい離した金利を提示する銀行をレファレンスバンク(金利提示銀行)から外すとの見方も出たことで、17日のLIBORではドル金利が急騰し、米中短期債の下落要因のひとつとなったと指摘された。

 LIBORとは「London InterBank Offered Rate」の略で、一般的には英国銀行協会(British Bankers Association)が複数の銀行(現16行)の金利を平均値化してロンドン時間午前11時に毎日発表するBBA LIBORのことを指している。米ドルだけでなく英ポンド、日本円、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、カナダドル、デンマーククローネの9通貨について発表され、歴史もあり短期金利の重要な指標となっている

 今回のLIBORの問題は、サププライム問題に端を発する金融市場の混乱の影響で、欧米金融機関の資金調達プレミアム(上乗せ金利)がついて依然として調達金利は高い水準となっているが、その反面、個別行についてはそのリスクプレミアムの度合いも異なるとみられそういったバラツキも含めて乖離した要因ではないかとの指摘もあった。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは「資金繰りに困っているという印象を与えないために銀行が金利を正確に報告していないと市場は懸念を抱いている」としているが、実際に虚偽の報告といったものがあったのかどうか含め今後の推移を見守りたい。
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by nihonkokusai | 2008-04-18 10:06 | 債券市場 | Comments(0)
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