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「リスクリダクションの動き強まる」


 債券相場は1月25日から続いていた長期金利での1.4%から1.5%のレンジを下に抜けるかたちとなり、10年290回は1.3%近くまで利回りが低下した。

 米国の信用収縮への懸念が強まったことで米株が下落し、ドル円が101円台をつけるなど円高圧力も加わったことで、日経平均が13000円の大台を割り込んだ。

 リスクリダクションの動きが強まり、信用リスクや流動性リスクが意識されてきました格付の低い社債などが売られそれは高格付け銘柄にも徐々に波及し、国債も流動性の劣る物価連動国債や15年変国とともに30年国債などにも売り圧力が加わってきました。

 その反面、国債の中でもより流動性の高い中長期債は買い進まれた。ここにきての動きは米国の信用収縮懸念に端を発しての海外投資家によるリスクリダクションの影響に加え、国内の銀行や証券会社は3月末決算も控えてポジションを大きく取れなくなり、むしろこういった国内金融機関もリスクを落とす動きを強めたことで、日本の債券市場でも「質への逃避」の動きをより強める格好ともなった。

 現物5年債利回りは3月11日に0.705%をつけ0.7%に接近している。2年債利回りも3月7日に0.505%と0.5%に接近している。海外投資家によるフラットニングのアンワインドといった動きも加わってこういった中期ゾーンが買い進まれた格好ともなった。

 相対的に超長期ゾーンは重かったものの、3月3日には20年債利回りも昨年11月以来の2%の大台割れとなっている。

 債券先物も3月7日に中心限月としては約2年ぶりに139円台に乗せてきたが、11日の3月限の売買最終日を控えて、売り方のロールではなく今回は買い方のロールが主体となったことで3月限と6月限のスプレッドがマイナスとなるなど、珍しい現象ともなった。

 今後も米国市場の不安定さなどや、投資家の需要が下支えとなり当面の債券相場は堅調地合が続きそうだが、2年の0.5%や5年の0.75%、10年の1.3%といった水準を大きく割り込むには、あらためて日銀による「利下げ」が意識されないことには難しいともみられる。
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by nihonkokusai | 2008-03-11 13:31 | 債券市場 | Comments(0)
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