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「日経平均先週末比500円を超す下げ、ドル円102円台に」


 保険最大手AIGは四半期ベースでの過去最大の赤字決算の発表、さらに、米金融機関の損失が少なくとも6000億ドルを上回る可能性があるとの観測も、また発表間近とされていた銀行団による金融保証会社の救済策が難航しているとの報道もあったことで、2月29日の米国市場では、信用収縮懸念が広がった。また、1月の個人消費支出ではPCEコアデフレーターの上昇率は前年比2.2%と、FRBが適切な水準と見なす1~2%を3か月連続で上回るなどインフレ懸念も強まり、2月のシカゴ購買部協会景気指数は44.5と大幅に低下し、2001年12月以来の低水準に落ち込んだ。米景気減速懸念の強まりなども加わって、先週末の米株式市場では下げ幅を拡大させ、前日比300ドルを超す下げとなった。さらにリスク許容度の低下などにより、外為市場では円高ドル売りが進行し、NY時間でドル円は一時103円台まで上昇し、2005年3月14日以来ほぼ3年ぶりの水準をつけた。

 この米国市場を受け、3月最初の東京市場では円高、株安、債券安の動きを強め、日経平均は一時先週末比500円を超すさげとなり13000円に接近した。外為市場では東京時間にドル円が一時103円を割り込んで、3年ぶりの102円台をつけるなど円高がさらに進行した。

 債券先物はこういった動きを受け買われ、一時先週末比46銭高の138円93銭をつけ139円に接近した。現物債は10年289回が一時 3.5毛強の1.320%まで買われ、1月22日につけた1.310%に接近した。中期ゾーンは2年266回が一時先週末比3毛強の0.525%に利回り低下し、5年69回は先週末比4毛強の0.790%まで買われ、あっさりと0.8%割れとなり、20年99回も2%を割り込み1.985%まで買われた。

 今度は10年債利回りでの1.3%、そして日経平均での13000円が心理的な壁ともなりそうである。もしここをあっさり抜けてくるようなら、一時の小康状態から再び株安債券高の流れが加速される可能性もある。
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by nihonkokusai | 2008-03-03 12:43 | 債券市場 | Comments(0)
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