「ほっ」と。キャンペーン

牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「来週の債券相場予想」


 週初は18日の米国市場で欧米の金融機関に対してのサブプライム関連の損失拡大懸念などを受けて米国株が下落し、28日の東京株式市場は先週末比500円を超す下げとなり、債券先物は買戻しが入り再び138円台をつけた。しかし、28日の米国市場では12月の米新築住宅販売件数は1995年2月以来の水準に低迷し、これによってむしろ29-30日のFOMCでの05%の利下げの可能性が強まったとして米株式市場は切り返し13500円台を回復した。30日に発表された米2007年10-12月期GDP速報値は年率0.6%と急減速となるなど、米景気の下振れ懸念も強まり、FRBは0.5%の利下げを実施した。モノライン会社への格下げ懸念などもあり、30日には米国株は下げる場面もあったが、31日には大きく切り返すなど次第に底堅い動きに。東京株式市場も日経平均で13500円近辺での堅調な動きとなった。債券は先物主導で株価に連動するような動きとなっており、上値も重くなり137円台の半ばから 138円にかけての動きが続いた。現物も10年債利回りは1.4%から1.5%のレンジ内での動きに。31日に実施された2年国債の入札は利率が0.5% に引き下げられたこともあり、やや低調なものとなったが市場への影響は限定的なものとなった。イールドカーブは月末も意識され、一時フラットニング圧力を強めたが、31日にはその反動も。

 米国のサブプライム問題はモノラインと呼ばれる金融保証会社への格下げの懸念などが残るが、FRBによる大幅な利下げもあり、株式市場の動向などを見る限り、ここからさらに大きく崩れるといった様子でもなくなりつつある。このため東京株式市場も上値は重いながらも、堅調な展開が続くものと予想される。債券先物は米国株の動向を受けての米債や東京株式市場動向の影響を受けやすい地合が続いているが、米株と米債の連動性もやや薄れつつあることもあり、円債も株を強く意識する展開にやや変化が生じてくる可能性もある。投資家動向を見る上で5日の10年国債の入札動向を確認したい。また9日には東京で財務相中銀総裁会議、いわゆるG7が開催される。7日には英中銀金融政策決定会合(MPC)やECB定例理事会も予定されており、FRBの大幅利下げを受けての欧州中銀の対応とともに、G7に向けての日銀の動向なども注目されよう。ただし一部観測がある協調緩和といったものは現状の中銀のシステムを考える限り可能性は少ないと見ている。7日には岩田日銀副総裁の講演と会見も予定されており、G7を前にしてその内容にも注目したい。債券相場は総じて引き続き方向感なきレンジ相場を予想しているが、何かの材料で大きく相場が変化する可能性もないとは言えず、注意も必要か。
[PR]
by nihonkokusai | 2008-02-01 12:38 | 債券市場 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー