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「どこまで続くか円高、株安、金利低下」


 米国サブプライム問題を発端とした世界的な株安などを受けての金融市場の混乱は続き、東京市場でも22日に日経平均株価は13000円をあっさりと割り込み、外為市場では朝方にドル円が105.67円下回り約2年半ぶりの円高水準をつけてきた。10年債利回りは1.4%を大きく割り込み2005年9月以来の水準をつけている。マーケット心理は急速に冷え込み、株式市場などでは売りが売りを呼ぶといった悪循環にも陥っている。

 ファンダメンタルズなどをいったん置いておいて、チャートから見てのそれぞれの節目といったものを検証してみたい。

 まず日経平均株価から。2004年3月あたりから2005年7月あたりにかけて日経平均は11000円から12000円のレンジ内での動きが続いていたが、2005年8月に12000円を大きく上回り、ここから上昇基調となった。2007年7月に18261.98円が結果として高値となり、 8月以降は米サブプライム問題の表面化によって、そこから13000円割れまでの急落となった。これを見る限り「振り出しに戻る」となれば、一時的に 12000円割れといったところまで下落する可能性がある。

 次に長期金利を見てみると2005年7月に一時1.2%を割り込む場面もあったが、それ以降は長期金利は上昇基調となり、2006年4月に2%をつける場面もあったが、2006年5月の2.005%までとなり、その後は1.5%から2%あたりのレンジ内での動きとなった。2007年11月には2005年9月以来の1.4%も割り込む。このまま低下基調となれば、1.2%割れが目先の目標値ともなりそうである。

 外為市場でのドル円の動きを見てみると、2005年1月につけた101円67銭から2005年12月の121円39銭までほぼ一貫して円安基調となったあとは、110円から120円近辺でのレンジ内の動きとなっていた。2007年6月に一時124円17銭の円安水準をつけてからは、今度は一貫しての円高基調となり、今年に入り105円台に入ってきた。チャート上では101円台あたりまでの円高もありうる。

 特に日経平均株価を見ると大きな山を形成しているように見受けられ、チャートからは2005年8月以降の大きな相場が終焉を迎えつつあるように思われる。これは長期金利やドル円のチャートを見てもやや時間的なズレはあるものの、やはりひとつの大きな相場が終焉したかのような動きにも見える。

 それぞれの市場は、常に連動性があるわけではない。しかし、共通した材料があり、その材料の元に動きを見せればこのように連動性がある相場となることがある。今回は米サブプライム問題がその材料となり、さらにその影響を受けての米国経済への不透明感といったものが市場の焦点となっている以上、株安金利安そして、リスク回避にともなってのドル売り円買いといった流れが続いている。この動きにどのタイミングで歯止めが掛かるかは予想も難しいものの、相場はいきつくところまで行かないと反転しないのも常であり、今回もかなりのオーバーシュートとなる可能性も否定はできない。
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by nihonkokusai | 2008-01-22 10:23 | 債券市場 | Comments(0)
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