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「FRBの金融政策の透明性を高めるための追加措置」


 バーナンキFRB議長は14日、米ケイトー研究所で講演し、金融政策の透明性を高めるための追加措置を実施すると発表した。金利動向とインフレの最適水準を明確にする取り組みとして、年2回、2月と7月に公表している経済見通しの発表の回数を、現状の年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2 年間から3年間に延長することを明らかにした。

 バーナンキ議長講演議事要旨より(原文)

  Projections will continue to be released in February and July of each year to coincide with the semiannual Monetary Policy Report and the associated testimony to the Congress. Two additional sets of projections will be published in conjunction with the minutes of the FOMC meetings held around the beginnings of the second quarter and the fourth quarter of the year (in 2008, the April and October meetings). The first expanded set of projections will be released next week, on November 20, together with the minutes of the October FOMC meeting. The horizon of the projections will be extended from two years to three. The projections released next week will extend through 2010

 バーナンキ議長は、「予想の基調となる要因についての協議内容、FRB関係者の目標に対するリスクの評価を含め、経済見通しの情報を増やすことにより、市場は、金融政策の現在のスタンス及びその変更の根拠を、一段と理解できるようになるはずだ」(ロイター)とコメントした。

 バーナンキ議長が意欲を示していたとされる物価安定の数値目標を明示する「インフレ目標」の導入は見送られた。バーナンキ議長はこれに関して「インフレ目標はいくつかの点でFRBの使命や政策行動にそぐわない面がある」と指摘している(日経新聞)。今回の措置はこの代替措置との見方もあるようで、市場がFRBの政策意図を理解しやすいようにするための施策となる。

 日本でも一時騒がれたインフレ目標の導入も、その最たる導入論者の一人でもあったバーナンキ氏自身が、FEDの現場では採用は難しいと判断していることは注目すべきであろう。インフレ目標を導入している中央銀行も「柔軟な」インフレ目標となっている点もバーナンキ議長は指摘していた。

 FRBは経済成長率、コア物価上昇率、失業率の見通しを2月と7月に公表している。その回数を年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2年間から3年間に拡大する。今月20日から実施する。
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by nihonkokusai | 2007-11-15 09:38 | 日銀 | Comments(0)
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