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「今週の債券相場動向と来週の見通し」


今週の債券市場では、10年債利回りは1.5%台での推移となり、債券相場は週を通じてしっかりした展開となった。引き続きサブプライム問題に対して不透明感が強まっていることなどによる米国市場の動向が背景にある。特に7日の米ダウ平均は、前日比360ドルもの下落となり、米10年債利回りは4.31% に低下し、ドル円は112円台をつけてきた。外為市場ではドルはほぼ全面安の展開ともなった。米バーナンキFRB議長は8日、上下両院合同経済委員会で証言し米国の経済成長は10―12月期にかなり減速し、来年春まで停滞するとの見通しを示した。週末の債券市場は株安などから、10年債利回りは1.5%台前半まで低下し、20年債利回りは9月18日以来の2.1%割れとなった。6日に実施された初の40年国債入札の結果は無難となったものの、8日に実施された5年国債入札は66回リオープンとなったこともあり、入札はやや低調な結果となった。現物のイールドカーブもややフラット化圧力を強めた。ただ、相場は株式市場を見ながらといった展開となり、その株式市場も海外市場動向を見ながらと、主体性のない展開が続いていた。

8日のECB定例理事会においては政策金利の変更はなく、BOEも政策金利を据え置いている。バーナンキ議長は先行き経済について来年春ごろまでの停滞との見通しを示す反面、物価上昇への懸念も怠らず両睨みといった状態にある。日銀の金融政策決定会合が12日から13日にかけて開催される。米サブプライム問題の不透明感がさらに強まり、米国経済の先行きについての懸念もあり、その日本経済への影響も見定めたいところとなろう。このため、引き続き賛成多数での現状維持が見込まれる。現状維持に対しての反対者が増えるかどうかも注目か。さらに13日の福井総裁会見内容もチェックしたい。債券相場が主体性のない展開が続いていることから、投資家動向や国内材料といったものより、海外市場動向とそれに影響受けた株式市場動向を睨みながらの展開が当面は続くものとみられる。
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by nihonkokusai | 2007-11-09 12:14 | 債券市場 | Comments(0)
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