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「初の40年国債入札」


 11月6日に、日本の国債としては初めて期間40年ものの入札が実施される。入札日が2007年11月6日、発行日は2007年11月20日、利払い日は 3月と9月のそれぞれ20日、今回の発行額は1000億円の上限が設定されている。償還期限は2048年3月20日。入札は0.5%刻みのイールドダッチ方式で行なわれる。応募者利回りは入札により決定され、表面利率及び発行価格については募入最高利回りを基礎として決定される。

 40年の国債の流通市場は存在していない(国債以外では40年物は財投機関債の発行などがある)。そのため、財務省は、投資家と納税者の双方にとって不利とならない適切な発行条件の推定を目的に、金利推計モデルを導入している。この金利推定モデルによる入札日午前中の40年金利の算出値等も踏まえて足切りレートを設定し、発行上限となる1000億円以下でも一部または全部の応募を除外される可能性がある。

 欧州でも50年債などが発行されており、日本国債もこれまで最長となっていた30年国債からさらに10年償還期間が長い国債が発行されることとなる。ただこれだけ長期の債券に対しては購入層も限られているともみられ、主に内外の年金運用機関や生命保険会社などが購入層になるとみられている。

 現在発行が行われている国債は、6か月物と1年物の短期国債、2年利付国債、5年利付国債、10年利付国債、20年利付国債、30年利付国債、40年利付国債、10年物価連動国債、15年変動利付国債となる。そして、個人向けとして5年固定利付きタイプと10年変動利付きタイプもある。

 以前には、3か月物の短期国債、3年利付国債、4年利付国債、6年利付国債、3年割引国債、5年割引国債なども発行されていたが、現在は発行が休止となっている。その時代の背景等によりあらたな国債の発行が検討され発行されることで、国債の発行年限や利払い方式なども変化してきている。これもひとつの時代の移り変わりとも言えるのではなかろうか。
 
 第1回40年国債の入札結果は、募入最高利回り2.4350%、表面利率は2.40%、発行価格は99.10円と発表された。応札倍率は5.02倍。募入最高利回りは事前予想をやや上回ったものの、まずまず無難な結果となった。
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by nihonkokusai | 2007-11-06 13:14 | 国債 | Comments(0)
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