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「安倍首相、辞任を表明」


 安倍晋三首相は本日、辞任の意向を与党幹部に伝えたと報じられた。前日の国会での所信表明演説の直後であり、代表質問前というタイミングでの異例の事態となった。NHKによると、ただちに自民党総裁選の準備、内閣総辞職はその後との自民党幹部の発言も伝えた。その後、14時の記者会見で安倍首相は辞任を表明した。

 この報道を受けた直後、市場ではどのような反応をすべきか迷っていたようで、いったん日経平均が買われ、為替市場では小幅円安に、債券先物はいったん買われたものの株の反応の鈍さで戻り売りに押される場面も。しかし、その後情報が広まるに連れて、日経平均が一時15804.27円まで下落したことなどから、債券先物は買戻しの動きを強め136円30銭台に。

 今後は自民党総裁選の行方が焦点となるが、一時的な政局の混迷は免れない。しかし、すでに参院選の自民党敗退によって政局の不透明感が強まっていただけに、むしろ今回の安倍首相の辞任が株式市場などに与える影響は限定的となろう。為替市場にとって、日本の政治絡みで影響は限定的とみられ、今後も欧米市場動向などの影響を受けやすいと思われる。

 今回の政治の混迷が日銀の金融政策に与える影響を危惧する声もあるが、政府からの独立性が失われるようなことは考えづらく、物価・経済動向によっては追加利上げのタイミングを模索してこよう。

 財政構造改革については、財政再建の動きはどのような政権であっても重要課題になるとみられ、引き続き歳出は抑えられ、国債への信認は引き続き維持されると、次の政権への期待を含めて考えている。
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by nihonkokusai | 2007-09-12 15:30 | 債券市場 | Comments(0)
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