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「追加利上げ予想と長期金利動向」


 ここにきて発表された経済指標は、消費者物価は引き続きゼロ近傍となってはいるが、鉱工業生産などがしっかりしており、さらに設備投資についてもさらに裾野が拡大との予想となっている。個人消費についても伸びは緩やかではあるが堅調なものとなっている。米国経済については不透明感も強いものの、たとえば多少米経済が落ち込んでも、BRICs諸国などへの輸出の伸びが十分にカバーするといった状況となっており日本経済に与える影響はこれまでよりも軽微となっている。以上のファンダメンタルズの状況からは、日銀の展望レポートなどの予想にほぼ沿ったものとなっていることで、日銀による追加利上げに向けての環境は整っているともみえる。

 政治的な要因も参院選も終了し自民は大敗したものの安倍政権が維持されたことからも先行き経済への悪影響もなさそうである。利上げに向けて一番の懸念材料は米サブプライム問題に端を発した信用リスクの問題であるが、世界経済に与える影響はさほど大きくはないとも見ており、これも時間とともに懸念が後退してくるものと思われる。以上のことにより、日銀は8月22日、23日の決定会合で追加利上げが実施される可能性は十分ありうると見ている。

 信用リスクを意識した米市場や東京株式市場動向などを見ながらも、利上げの可能性を踏まえながら当面は中短期主体に上値の重い展開が予想される。また、投資家も慎重姿勢となれば長いところも引き続き買い控えられる可能性もある。長期金利は緩やかながら上昇基調になると予想している。
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by nihonkokusai | 2007-08-03 09:56 | 債券市場 | Comments(0)
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