牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「サブプライム問題があちこち飛び火」


 米国のサブプライムローンの問題があちらこちらに飛び火し、26日の米国ダウ平均株価は前日比311.50ドル安の13473.57ドルと今年2番目の下げ幅となった。サブプライムローンとは、「アメリカの低所得者向け住宅ローンの焦げ付き問題」(NHK訳)であり、信用度の低い個人が主な対象の住宅ローンであり融資の審査基準が甘い代わりに、返済金利は高い。ただし、当初の2年は比較的低金利となり、その後の28年間の金利がドーンと上がってしまうといった仕組みにもなっているようである。今年になって問題が大きくなったのは、2005年から2006年のサブプライムローンの増加によって、その2年後となっていたためとも指摘されている。当初の2年間こつこつとローンを返済できればその実績でより良い条件のローンに変更できるとか、住宅そのものの短期間での値上がりを目的した利用などもあったようだが、結果としては住宅価格は下落したことで焦げ付きが多くなり、問題化した。

 問題を見えにくくしているものとして、このサブプライムローンが、住宅ローン担保証券(RMBS)といった形で証券化され、更にそれらの RMBSが債務担保証券(CDO) の形に組成されて売却されていることである。こういった証券の時価評価は難しいものの、格付機関による格下げをきっかけにそれが評価されると一気に大きな損失が発覚した。こういった証券を保有していた投資家が損失を蒙り、買収資金の調達にも支障をきたすとの思惑なども出てきている。実態が見えにくいこともあり、この問題が完全に払拭するにはそれなりの時間もかかるとみられている。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-07-27 10:47 | 投資 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー