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「今後の目処は2年1.0%、5年1.5%、10年2.0%」


先週末の米国市場では、発表された5月の雇用統計での非農業雇用者数が15.7万人と予想上回り、失業率は前月と同じ4.5%となり、雇用の堅調さを確認。4月のコアPCEデフレーターは、前年比+2.0%と落ち着いたものとなり、FRBが物価の安定圏としている1~2%に、1年ぶりに収まった。その後発表されたミシガン大学調べの消費者態度指数と、サプライマネジメント協会製造業景気指数はともに市場予想を上回ったことで、これを受けて米債は下げ幅を拡大させ、米10年債利回りは、一時4.96%とし2006年8月15日以来の水準まで利回りが上昇した。

 先週末のダウは40.47ドル高の13668.11ドルと最高値を更新し、本日の日経平均株価は寄り付きから18000円の大台に乗せている。

 朝方発表された1-3月期法人企業統計では、設備投資は全産業で前年同期比+13.6%、製造業で+12.7%、非製造業で+14.1%となった。また経常利益は前年同期比+7.4%。1-3月期の売上高、経常利益、設備投資はいずれも過去最高を更新。

 先週末は米債だけできなく欧州の債券も売られており、ここにきて欧米の長期金利の上昇傾向が顕著となっている。日本の長期金利も5月23日あたりから動きに変化があり、1.6%から1.7%のレンジ相場から上昇局面に転じてきつつある。

 本日、10年債の利回りは1.800%をつけ、2006年10月以来の1.8%台となった。5年債利回りも1.400%がヒットされ、こちらは2006年8月以来となる。2年最利回りは0.995%と1%に接近した。

 1日にも書き込んだが、2年債利回りでの1.0%がまず目先の節となる。その後は5年債利回りの1.5%、そして10年利回りでの2.0%が、いずれは視野に入ってくるのではないかとみている。

 イールドカーブの形状については予想も難しいが、いったんは10年ゾーンあたりまでのベアスティープといった場面もありそうだが、7月の追加利上げといったものが意識されれば中短期の金利にさらに上昇圧力が加わる可能性もある。

 本日の1-3月期法人企業統計なども含め、ここにきて発表される経済指標は予想以上に好調な景気動向を示すものが多くなっている。これは米国も同様か。物価についてもガソリンなどを初め価格上昇圧力が強まっており、それがいずれ消費者物価にも影響を与えそうである。あまり目先の指標だけで判断してしまうのも危険ながら、日本の景気実態は1-3月の好調さを、4-6月まで持続させてきているように思われる。あらためて4-6月期のGDPを確認せずとも、7月までにそろう指標だけでも足元景気の良さ、物価の上昇圧力を感じさせるものが多く出てくるのではないかとも思う。
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by nihonkokusai | 2007-06-04 10:19 | 債券市場 | Comments(0)
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