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「日銀の独立性」


 以前は自民党の幹部から日銀の金融政策に対しての批判めいた発言が出たことがあった。本日の衆議院財政金融委員会における民主党議員からの発言を聞いていると、民主党からも同様の発言があった。質問者は民主党の小沢鋭仁議員。日銀の金融政策について、政府が決めた枠の中で、金融政策を行なうべきとの意見であった。これに対して、答弁を行なった尾身財務大臣は、当然ながら金融政策は日銀の専管事項、金利水準自体は日銀に委ねていると答弁したが、小沢議員はまったく納得がいかないご様子。失われた10年、もしくは15年の責任は政府と共に日銀にあり、政府は選挙というかたちで責任を問われるが、日銀は責任を取るといったことはないとの発言もあった。

 金融政策は経済対策に組み込まれているとでも言うのであろうか。別に小沢氏を非難したいわけではないが、野党からもこのような意見が出されるというのはいただけない気がする。円高対策やら景気対策やらで無理やり日銀の金融政策まで引っ張り込んで、バブルを増長させたのはいったい誰の責任というのか。同じことを、もし民主党が政権を担っても、やろうとしているのか。

 なぜ世界の国々には政府と切り離された中央銀行が存在しているのか。新日銀法ではなぜ日銀の独立性が意識されたのか。米国での政府とFRBのアコードとはいったい何であったのか。

 政府は金融政策も自らの手で行なった方が、国のためになると考えているのなら、これまでの世界史の中で、中央銀行が培ってきた歴史はいったい何であったのかと問いたい。
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by nihonkokusai | 2007-05-09 13:29 | 日銀 | Comments(0)
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