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「政府、欠損12兆円穴埋め」


 日経新聞によると、2003年度から2005年度にかけての特殊法人を独立行政法人に再編した際、政府はその累積損失を出資金で相殺し、その結果38兆円あった政府出資金が26兆円に減少したと伝えている。

 この政府出資金は「建設国債」の発行などで補っていることでこの損失は結果としては国民負担で穴埋めしたとも言える。さらにこの減資の額やその理由といったものはこれまで一切公表されていなかったという。移行に伴っての会計手続きは設置法で定めただけで、減資額の公表の義務はなかった。

 しかし、12兆円もの損失穴埋めを国民の監視が届かないところで行っていたことに対しては、やはり問題が残る。このようなかたちでマスコミで報じられなかったとなれば、2007年度の消費税の税収見通しと同様の金額が、見えないところで使われていたこととなる。

 増税論議の前には、このような政府資金の使われ方などをしっかりと確認する必要がある。財投改革などで透明性は確かに向上したとはいえ、このような不透明性の高いものがいまだに行われているとなれば、まだまだ改革の余地は大きい。国民の関心も膨大な政府債務のための増税の必要性といった以前に、税金や国債発行によって使われているお金の流れをもっと関心をもって見ていく必要もありそうである。
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by nihonkokusai | 2007-04-26 10:39 | 国債 | Comments(0)
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