牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「国債の入札日について」


 3月16日の国債市場特別参加者会合において財務省から下記の発言があったことが議事要旨に記載されている。

 「入札日程については、概ねの原則として、利付国債の場合は火曜・木曜に行うこととしている。また、FB3M は、T+3での月曜発行を原則として水曜日に入札を行うのが通常である。しかし、この原則的な考え方で日程をセットした場合、日本銀行の政策決定会合の日とこれらの入札日が重なることがあった。当局としては、従来、例えば2年、5年、10年債等、政策変更の影響を受けやすい年限債の入札については決定会合当日とずらすよう配慮はしていたが、超長期債については原則通りの日程で置いていた。超長期債の入札についても日程をずらした方が良いかどうか、御意見をお聞かせ頂きたい。」

 本日の日経新聞ではこれに関して、今年の6月以降は金融政策決定会合の当日には国債入札を実施しない方針を財務省が明らかにしたと伝えている。国債市場特別参加者会合では、さらに下記のような財務省による発言もあった。

 「政策決定会合の日程に関わらず、そもそも月曜日や金曜日に入札を行うことの是非についても御意見をお聞かせ頂きたい。これまでは、月曜日、金曜日は市場での取引量が少なく、ヘッジがしづらいことや入札後の販売が進まないなどの問題があるということで、原則として入札を実施していない。しかし、発行量が少なく、マーケットのショート銘柄を対象としている流動性供給入札などは、金曜日に実施しても特段問題はないのかと考えているが、流動性供給入札を含めた月曜日、金曜日の入札の実施について、市場参加者の視点から何か問題点があるかどうか、御意見を頂きたい。」

 財務省における事務的な問題がない限りは金融日入札も問題はないかとも思われる。この会合参加者からも問題なしとの声が多かったようである。ただし、金曜日は週末で休みを控え、さらにCPIなど国内の経済指標の発表も重なることも多く、米国の雇用統計の発表などを控えていることでややリスクも取りづらいといった側面もあろうが、それほど大きな問題とはならないと思う。

 ただし、いまだに私の記憶に鮮明に残っているのが、例外的に金曜日に行なった、とある10年国債の入札である。その日付は忘れもしないし、拙著「日本国債は危なくない」(文春新書)にもしっかり発行日として刻まれている。そう、10年国債の入札史上初めて「未達」いや「札割れ」が生じたのが、平成14年9月20日の金曜日であったのである。
[PR]
by nihonkokusai | 2007-03-28 10:49 | 国債 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31