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「自民党内に利上げ容認論」


 27日の産経新聞では「(日銀の)独立性尊重すべき」と自民内に利上げ容認論が出ているとの記事があった。とても興味深い。

 産経新聞によると、自民党は26日に金融政策などに関する合同会議(金融調査会と財務金融部会、金融政策に関する小委員会の合同会議)を開き、日銀からは雨宮正佳企画局長らも出席し、日銀の金融政策について議論した。この中で「日銀に口出しするのはやっぱり良くない。」日銀の独立性を尊重すべきだったとする意見が相次いだそうである。

 1月の自民党の中川秀直幹事長が利上げに強く牽制し、日銀法改正にも言及し議決延期請求権を政府に要望するなどしていたことが記憶に新しい。しかし、26日の自民党の会合ではこうした論調は後退し「日銀は早く利上げすべきだった」との声もあったという。さらにこの後の議論では、中川幹事長の発言について「ルール違反だ。こういうことをさせてはいけない」との非難が相次いだとか。そのうえで「金利が低すぎて金融政策が成り立っていない。日銀は1月に利上げするべきだった」などと今後も継続的な利上げを求める意見も出たという(産経新聞)。

 産経は、国内外から日銀の独立性への配慮を求める声が強まったため、同日の会合でも日銀の姿勢を尊重する声が出たとみられるとしているが、もちろんその影響もあろうが、それとともに反利上げ派の影響力が低下してきているのではないかといった見方もある。

 16日の日経新聞によると、自民党の丹羽雄哉総務会長が「(日銀の)判断を尊重しないといけない。説明はしないといけないが、我々がとやかく言うべきことではない」と述べたそうである。また、津島雄二氏も「中央銀行が与えられた仕組みできちんと決めていくのが筋だ。政府が介入しているという印象はすべてマイナスになる」と指摘したと伝えられ、自民党内からの日銀への風向きに微妙な変化が生じていたことも確か。

 日銀にとって、この自民党の微妙な変化は、独立性を維持し、金融政策へのフリーハンドを握る上でも重要なポイントとなる。しかし、なぜ1月から2月の間にこれだけ変化してきたのか、そこも知りたい部分でもある。やはり政治の世界なのか。
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by nihonkokusai | 2007-02-27 09:46 | 日銀 | Comments(0)
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