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「格差」


 「第一に、所得形成において、価値創造への個々人の貢献がより尊重される時代になりつつあります。そもそも、成熟段階に達した日本経済が持続的に成長できるスピードは、右肩上がりの高度成長期とは基本的に異なります。しかも、そうした比較的緩やかな経済成長でさえも、人、物、金、情報が自由に国境を越えられるというルールでの知恵比べによって、勝ち取っていかなければなりません。この価値創造過程に起業なども含めてどう関わるか、市場が求めるビジネスモデルやスキルの変化にどう対応するかによって、人々の所得は影響されやすくなってきています。」

 これは、2007年2月26日「イエコノミー・シンポジウム」における福井総裁基調講演要旨(日銀ホームページより)の一部である。「知恵比べ」によって「勝ち取っていく」、「ビジネスモデルやスキルの変化」にどのように対応するかによって「人々の所得は影響されやすく」なってきている。

 つまり成熟化した経済の中において、我々は市場の求めるニーズを適格に判断し、知恵比べによって所得を勝ち取っていかなければならない。こういった世の中においては、それに成功したものに対して、そういったチャレンジをしなかった者や失敗してしまった者との格差といったものはどうしても生じてしまう。これは避けられない。

この格差に対しては、セーフティーネットの構築も必要かもしれないが、ある程度のモチベーションを維持させるには過保護になりすぎてもいけない。何度でもチャレンジすることができる社会システムの構築の方といったものが優先されるべきだと思う。政府も再チャレンジとして人生の各段階で多様な選択肢が用意されている仕組みを構築すべく取り組みを進めているようだが、民間などの意見も積極的に取り入れて、作ってやったというものではなく、使ってみたいと思う仕組みを構築してほしい。
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by nihonkokusai | 2007-02-26 12:45 | 投資 | Comments(0)
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