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「10-12月期GDP」


 朝方発表された2006年10-12月期GDP速報値は、実質で前期比+1.2%増、年率換算で+4.8%と予想(+3.8%)を上回った。また、7-9の実質成長率は前期比+0.1%、年率で+0.3%に改定された。

 注目の個人消費は前期比+1.1%となり、前期の-1.1%(改定値)から2四半期ぶりにプラスに転じている。

 すでに過去の数字でもあり、これが20日から21日にかけての日銀金融政策決定会合に直接影響することはないとみられるが、7-9月期の個人消費の落ち込みが一時的なものであったことは確認できたことはフォローの材料とはなろう。

 このGDPを受けて大田経済財政担当相は、 「デフレ脱却が確実に視野に入っている」とし、さらに「金融政策は日銀の専管事項」としながらも「消費は7-9月期から均すとほぼ横ばい、依然として弱さみられる」とも発言し、ある意味日銀の利上げに向けては釘を刺した格好に。

 なお、日銀の春審議委員は、2月8日の記者会見において次のような発言をしている。(日銀ホームページより)

 「特に7~9 月のGDPの結果として出てきた前期比マイナス0.9%、これは非常に大きな落ち込みだろうと思いますが、これが全部実態を表わしているのかという意味では必ずしもそうではないのではないか、ということを申し上げましたわけで、決して、悪化していないということではありません。何がしかの減速はあったと思いますが、それがマイナス0.9%とやや大きく出たかな、というのがご挨拶で申し上げた実感です。今後の消費の先行きについて私どもなりに点検したうえで、金利を調整していく、あるいは、しないという場合には、それなりの根拠をきちっと説明する必要があると思います。2 月の金融政策決定会合の後で、金利を調整した場合であっても、しない場合であっても、消費についてどういうデータに基づいて、どういう見方をしていくのか、というご説明を精一杯させて頂くということではないかと思います。」
by nihonkokusai | 2007-02-15 16:35 | 景気物価動向
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