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「プライマリーバランス」


 平成19年度の財務省原案における資料の中に「我が国の財政事情」というものがある。この中のプライマリーバランスの推移を見てみると、当初予算もしくは決算での数値は2003年度を底にして改善傾向になっていることが伺える。2003年度におけるプライマリーバランスは当初で19.6兆円、決算で 19.8兆円の赤字であった。私が「日本国債は危なくない」(文春新書)を出したのが2002年の9月20日の10年国債の札割れの日であった。国債は危なくないとはしていたが、それでもプライマリーバランスを今後黒字化するのはかなり困難ではないかというのが当時の本音であった。実際にはその翌年度が結局最悪期となり、それ以降は改善し、来年度の当初予算では4.4兆円の赤字にまで縮小する。こうなれば黒字化は2011年を待たずに可能になる可能性が強まってきた。景気回復による税収増といったものにも助けられてはいるだろうが、財政構造改革を推し進めてきた政府の働きによるところも大きいはずである。まずはプライマリーバランスを黒字化して、さらに政府債務の削減に向けての努力をさらに推し進めていただきたい。
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by nihonkokusai | 2006-12-22 12:40 | 国債 | Comments(0)
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